ワッツアップがさらにセキュリティ強化、FaceID連携を導入へ

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メッセージアプリの「ワッツアップ(WhatsApp)」はフェイスブックが運営しているが、フェイスブックの「メッセンジャー」よりも信頼度は高い。ワッツアップのメッセージは、エンドツーエンドの暗号化が行われているため、セキュリティが強固なのだ。

そのワッツアップが、さらにセキュリティを高める機能のテストを開始した。情報サイトWABetaInfoのレポートで、ワッツアップが2月1日から一部のiPhoneユーザー限定で、アプリを開く際にTouchIDかFaceIDの認証を求める機能の提供を開始したことが分かった。

この機能により、仮に他人がスマホのロック解除に成功しても、本人による生体認証を行わない限り、チャットの内容を読めないことになる。このセキュリティ機能をどのように役立てるかは、人それぞれだろう。筆者の場合は子供が誤ってメッセージを送信したり、履歴を削除するケースを防止できる点をありがたく思う。

さらに、ロック解除したスマホを友人に手渡した場合でも、受信したメッセージを見られる心配がない。これは、スマホ内の画像を友達に見せる場合などに役立つ機能といえる。

現状ではこの機能は一部のユーザー限定で提供されているが、正式リリースまでにそう長くはかからないと予測できる。今すぐ使ってみたいというiPhoneユーザーは、ベータ版の申し込みページから申請を行える。

この機能はアンドロイド版のユーザーにも間もなく提供される見通しだ。アンドロイド端末の生体認証の仕組みも、iPhoneとほぼ変わらないため、この機能が将来的に全てのスマホユーザー向けに提供されることは、ほぼ確実といえる。

編集=上田裕資

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