バックストリート・ボーイズが全米1位、CDが異例の売れ行き

バックストリート・ボーイズ (Photo by Cindy Ord / Getty Images for SiriusXM)

バックストリート・ボーイズの新作アルバム「DNA」が、米国のアルバムチャートのビルボード200で初登場1位を飾った。彼らがこのチャートで初めて首位に立ったのは、今から20年近くも前のことだった。

「DNA」の初週の売上は23万4000ユニット(CD・ダウンロード・ストリーミングをアルバム売上に換算した値)に達した。そのうち、ストリーミングは1万件にも達していないが、背景にはファンの年齢層の高さや、コンサートチケットとの連動があげられる。バックストリート・ボーイズは今年5月からワールドツアーを開催するが、北米ツアーのチケットはCDとセットで販売された。

「DNA」は彼らにとって3枚目の全米ナンバーワンアルバムとなった。バックストリート・ボーイズ初の全米トップアルバムは1999年に発売された、「ミレニアム」だった。このアルバムの初週売上は113万枚という歴史に残る記録を達成していた。

翌2000年のアルバム「ブラック・アンド・ブルー」は前作をさらに上回る160万枚近くの初週売上を記録し、2作品連続で全米1位を獲得していた。

2011年にバックストリート・ボーイズはニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックと、NKOTBSBを結成し、主に北米でツアーを実施。コンピレーションアルバムをビルボードの7位に送り込んだ。

「DNA」からは先行シングルとして「Don’t Go Breaking My Heart」が昨年5月にリリースされ、シングルチャートで63位を記録していた。続いて発売されたシングルの「Chances」と「No Place」は米国では100位圏には入らなかったものの、海外市場やジャンル別チャートではランキング入りを果たしていた。

編集=上田裕資

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