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I write about tech stocks and the startup economy.

Gil C / Shutterstock.com

管理職が部下にスコアを付ける「スタックランキング制度」に基づき、評価の低い下位10%の従業員を解雇するというのは、ひどい考え方だ。マイクロソフトもヤフーも以前、この制度を導入して失敗した。

そして、フェイスブックが現在、同様の制度を採用したことによる“代償”を支払っている。最近の同社の株価は、昨年7月につけた最高値からおよそ34%下落。時価総額をおよそ2100億ドル減らしている。

また、米CNBCが先ごろ伝えたところによれば、求人サイト「グラスドア」(従業員が匿名で勤務先を評価した結果も公開)の評価でフェイスブックは昨年、「米国で最も働きたい企業のトップから7位にランクを下げた」。

企業トップが持つ力

企業のリーダーたちは社内の文化を築くことなどを通じて、職場での従業員の態度に影響力を及ぼすことができる。だが、文化を構築すると同時に従業員の業績評価の方法も決めることができるリーダーの力は、企業をおかしな方向に進ませることがある。

例えば、リーダーは素晴らしい価値観を明確に打ち出す一方で、それとは矛盾した従業員の行動に報いることもできる。2001年に経営破綻した米エネルギー・通信企業エンロンでは、経営トップによるそうした行動があった。尊重することの価値を主張する一方で、自ら非難した無慈悲で無神経な態度を取っていた。

フェイスブックにも同様に、社内の文化と従業員の業績を評価する方法の間に食い違いがある。そこにはエンロンのような偽善はないものの、最高経営責任者(CEO)であるマーク・ザッカーバーグの歪んだ価値観が示されている。

従業員を束縛する評価システム

ザッカーバーグは人を管理する能力が不足しており、そのため最高執行責任者(COO)として、「本当の自分」を大切にすることを訴えるシェリル・サンドバーグを招いたとされる。CNBCはそのサンドバーグについて、次のように伝えている。

編集=木内涼子

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