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2018.11.29

30歳以下で億万長者になった米国人9人

当時28歳のスティーブ・ジョブズ(Photo by Greg Derr/The Boston Globe via Getty Images)

フォーブス米国版がはじめて「フォーブス400(米国億万長者400人)」を発表したのは1982年のこと。当時27歳だったアップルの創業者、スティーブ・ジョブズを特集した。それから36年、30歳以下で長者番付に登場したセルフメイド(相続などではなく、自身で財産を築いた人々)はわずか8人。

惜しくも30歳の誕生日の後、1986年のリストに登場したビル・ゲイツは、この8人に含まれていない。36年間にわたる若きビリオネアの顔ぶれは、そのままシリコンバレーの歴史とも言えそうだ。

以下にその9人を紹介しよう。

スティーブ・ジョブズ(27) ─1982年当時

オレゴン州リード大学を中退し、1976年アップルを共同創業したジョブズは、1980年に株式公開を果たし、1982年に1億ドルの資産で長者番付に登場。彼の未亡人、ローレン・パウエル・ジョブズは現在206億ドル(約2兆2000億円)の資産を持つ。

マイケル・デル(26) ─1991年当時

コンピューターを完全にコモディティ製品に変身させたヒューストン出身の若者は、3億ドルの資産で1991年に長者番付に登場。現在の資産は267億ドル(約2兆9000億円)。

ジョセフ・リーマン(28) ─1996年当時

1990年代には突出したソフトウェア会社であったトリロジー・ソフトウェアの創業者で、ソフトウェア企業に投資するESWキャピタルの創業者。しばらく影を潜めていたが、2018年リストに復帰した。現在の資産は30億ドル(約3300億円)。

ジェリー・ヤン(29) ─1998年当時

1998年、ヤフーはインターネットで最も利用されているサーチエンジンだった。そして、共同創業者であるヤンの資産を8億3,000万ドルに押し上げた。現在の資産は24億ドル(約2640億円)。

マーク・ザッカーバーグ(24) ─2008年当時

フェイスブックの創業者は、過去最も若いセルフメイド(相続などでなく、自身で資産を築いた)として億万長者リストに登場した。当時の総資産は15億ドル。この10年間で彼の資産は561億ドル(約6兆1700億円)までに成長。

ダスティン・モスコヴィッツ(26) ─2010年当時

フェイスブックを共同設立したマーク・ザッカーバーグよりもわずか8日年下で、ハーバード大学のルームメートであるモスコビッツは、ザッカーバーグに遅れること2年、14億ドルで億万長者リスト入り。現在の資産は100億ドル(約1兆1000億円)。

エドゥアルド・サベリン(28) ─2010年当時

フェイスブックの共同設立者は、所有株式をめぐってザッカーバーグと争うことを余儀なくされた。2005年にフェイスブックとザッカーバーグを告訴し、共同設立者の肩書および株式を取り戻す。2010年、所有株式の価値は11.5億ドルになり、リストに登場した。現在の資産は88億ドル(約9,600億円)。

エヴァン・シュピーゲル(25) ─2015年当時

シュピーゲルがはじめて億万長者リストに登場したのは、スタンフォード大学在学中にスナップチャットを共同設立した4年後、2015年となった。当時の資産は21億ドルで、現在の資産16億ドル(約1,800億円)より多い。

ボビー・マーフィー(27) ─2015年当時

スナップチャット共同設立者のエヴァン・シュピーゲル同様、2015年に億万長者リストに18億ドルの資産で登場。スナップチャットの株価が下がったことにより、現在の彼の資産価値は16億ドル(約1,800億円)に。

編集・翻訳=岩坪文子

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