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国際宇宙ステーションから撮影された「大気光」(photo courtesy of NASA)

NASAは11月7日、国際宇宙ステーション(ISS)から撮影した「大気光(airglow)」の写真を公開した。大気光は高層の大気が太陽紫外線に反応して光を発する現象だ。

オーストラリアの上空400キロメートルで撮影された写真には、オレンジ色に輝く大気光の様子が写っていた。大気光は、太陽紫外線が高層大気に接触し、窒素と酸素が活性化し化学発光を起こした結果生まれる。この現象は大気の存在により、地球上から確認できるケースは稀だ。

今回、NASAが撮影に成功した大気光の幅は、80〜640キロメートルに及んでいた。大気光は常に存在しているが、可視光としては確認できない場合も多い。また、様々な色に変化するなかで、虹色になることもある。

NASAは、地球の気象と宇宙との関わりを調査する衛星「ICON」の打ち上げを11月8日に予定している。ICONは当初、2017年12月に打ち上げ予定だったが、延期になっていた。ICON は2年間のミッションで熱圏(地表100~200kmの大気層)や電離層を探査し、風や気温、イオンドリフト、紫外線放射、素粒子の運動などを測定する。

電離層の動きは予測が難しく、ISSのほか通信衛星やGPS衛星の軌道に影響を及ぼすことがある。

編集=上田裕資

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