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創業者 ローレン・スタインバーグ(courtesy of Melody Asgari)

女性による女性用品ブランド「クイーンV(Queen V)」は、膣(ちつ)の健康管理を困惑に満ちた恥ずかしいものから、楽しく簡単なものに変えることを目指している。創業者のローレン・スタインバーグは「私たちは『Vagina(膣)』という言葉に対するスティグマ(汚名)を払拭することを目指している」と話す。

スタインバーグはこの目標達成に向け、若い消費者にアピールするための明るい色の包装や、手頃な価格設定を行った製品を開発。今年4月、全米4100カ所のウォルマート店舗で販売を開始した。

クイーンVは、詳細に研究を重ね、pHバランスに配慮した女性用健康・衛生用品を作ることに加え、女性が自分の体をコントロールし、体に誇りを持てるよう力を与えることを目指している。「女性用品にどのような材料が入っているかを知ることはとても大事」とスタインバーグ。「私たちにとって、教育はとても重要。女性は自分の膣について学ぶ時間を取るべき。そのプロセスをできる限り楽しく、魅力的なものにしたい」

婦人科医の父親を持つスタインバーグにとって、「膣は身近な存在だった」という。だが、彼女は医師の道を志すことはなく、常に起業家精神にあふれていた。最初に起業したのは高校生の時で、ヘアバンドとヘアアクセサリーを製造・販売する企業を親友2人と共に立ち上げた。

成長するにつれ、スタインバーグは、自分の「クイーンV」(膣)内の感染症に悩まされるようになった。「怖くて痛くて、とても恥ずかしかった」とスタインバーグ。婦人科医からの情報と自分自身の調査を通し、彼女はpH値のことや、多くの女性用品に害のある成分が含まれていることを知った。こうした製品の使用をやめた途端、感染症は治まった。

友人にこの話をしてみると、同じ経験をした女性は他にもいることに気づいた。酵母感染症を生涯で少なくとも1度発症する女性は4人中3人に上り、尿路感染症(UTI)を経験する女性も多い。「使いやすくて、手頃な価格で、効果的なより良い製品を探し始めたが、自分のニーズに合う商品が見つからなかった」とスタインバーグ。「私が現状を変えようと決意したのは、女性が膣について話すことをためらうべきではないと気づいたからだけではなく、体の中から良い気分になることがどれだけ大切かを知っていたから」

スタインバーグがクイーンVの創業を決心したのはこの時だ。彼女は全ての製品に関し、父親に相談している。「結局お父さんの後を追うことになったね、と2人で冗談を言っている。自分なりの方法でだけど」と彼女は笑った。

編集=遠藤宗生

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