明るい色のデザインや手頃な価格を意識したクイーンVの商品
24歳のスタインバーグは、これこそが自分の人生の目的だとは確信できていない。それでも現時点では、女性とその「クイーンV」を健康に保つための、効果的で手頃な製品を提供することが重要な優先事項だと感じている。
「私は自分が情熱を注ぐものの一つをブランドに変えることができて、ラッキーだった。女性がもっと膣について話すよう、そして婦人科に通うように促すことは、私にとってとても大切なこと。このプロセス全体を通じて、多くの女性が膣の問題に悩んでいることを知った。こうした女性は、孤独と恥ずかしさを感じている。こうした女性たちから、私がこの製品を作ったことについて感謝するメールが届いた時は、最高の気分になる」(スタインバーグ)
男性優位になりがちな小売業界の中で、若い女性であるスタインバーグがクイーンV製品の必要性を理解してもらうことは難しかったという。
「私が製品を売り込んだ男性の多くは、自分には分からないため、妻や娘に聞かなければならないと言っていた。『君はただの女の子だ』と言われたことすらある。それでも『ただの女の子』であることは、この業界では実は利点。私は、効き目のない製品を使うことに嫌気がさし、自分で何とかしようと決意した『ただの女の子』なのだから」
スタインバーグは若い女性に対し、起業家精神を大事にするよう勧める。「どうしたらいいのか分からなくても大丈夫。私もいまだに、半分くらいの時間はどうすればいいか分からない。毎日、新しいことを学ぶ機会がある。会社を立ち上げるのは簡単なことではないし、良い日も悪い日もある。それを全て受け入れること。自分から求めなければ何も得られない」