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市場とジェネレーションYのお金に関する差し迫った問題に注目

6月に行われたフォーブスのウイメンズ・サミットでのインドラ・ヌーイ(Photo by Nicholas Hunt/Getty Images)

米実業界の数少ない女性の最高経営責任者(CEO)が一人、近く姿を消すことになった。飲料大手ペプシコは8月6日、在任中の12年間に同社の“顔”となったインドラ・ヌーイが、今年10月3日付けで退任すると発表した。

過去24年にわたってペプシコに勤務、その半分に当たる期間において同社のトップを務めたヌーイは退任の表明にあたり、発表文で次のように述べた。

「ペプシコを率いてきたことは、私の人生において非常に名誉なことだった。株主だけでなくサービスを提供する地域社会の全ての人たちの利益拡大のために、過去12年間に私たちが行ったことの全てを、とても誇りに思っている」

「このような素晴らしい企業を率いる機会が、インドで育った私に与えられるとは思ってもみなかった」

インド出身のヌーイはこれまで、飲料・食品の世界的大手の1社のCEOに就任するまでの道のりを包み隠さず語ってきた。6月に行われたフォーブスのウイメンズ・サミットでは、働き始めた当初のことについても明らかにした。

ヌーイは当時、スーツを黒とベージュの2着しか持っておらず、週末まで交互に着用していた。そして、そのことで周囲の目を気にしていたという。だが、最終的には着る服の選択肢を増やすことよりも、能力を発揮することに集中しようと決めた。

「…自分は決して、外見での戦いには勝てないと分かった。そこで、頭脳での戦いに焦点を合わせることにした。ほかの誰より良い仕事をすることに力を注いだ」

ヌーイのその戦略は、功を奏した。プロジェクトを成功させたい同僚たちが、彼女を頼るようになったのだ。

「私はますます、自分の外見や話し方ではなく、知力や勤勉さを重視するようになった」

編集=木内涼子

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