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科学技術の未来、文化について執筆

(Artist impression courtesy of Perfect Circle PV)

イギリス宇宙局(UK Space Agency)は7月16日、米国のロッキード・マーティン社に、宇宙船基地の建設を依頼するとアナウンスした。計画は2カ所で進んでおり1つはスコットランド北部の沿岸のサザーランドに、もう1つはバークシャー州のレディングに建設予定だ。発注額は合計で3100万ドル(約35億円)に及ぶという。

英国政府がサザーランドの基地からロケット打ち上げを委託する企業の一社が、英国のスタートアップ「Orbex」で、同社は小型衛星打ち上げ用のロケットを製造している。イギリス宇宙局はOrbexに対し、700万ドルの予算を割り当てると宣言した。これと同時にOrbexは累計3960万ドルの資金調達を行なったとアナウンスした。

宇宙局のプレスリリースによると、スコットランドは位置的に衛星を極軌道(軌道傾斜角が90度または270度に近い軌道)に送り込むのに適しているという。極軌道は地球イメージ衛星(Earth-imaging satellites)や、一部の気象観測衛星に適した軌道とされている。

宇宙局はまたスコットランド企業の「Highlands and Islands Enterprise」に300万ドルの予算を割り当て、サザーランド基地の建設を依頼するとアナウンスした。さらに、300万ドルの費用を投じ、航空機を用いて大気圏の上層部にロケットを運搬し、そこからロケットを空中発射する仕組み(horizontal launch)を整備しようとしている。

空中発射の実現に向けてSpaceport Cornwallは7月15日、ヴァージングループ傘下の宇宙開発企業「ヴァージン・オービット(Virgin Orbit)」と提携を結んだと発表した。ヴァージン・オービットのLauncherOneロケットは、航空機から発射されるロケットで、小型衛星を軌道に送り込む。LauncherOneは今年後半に初飛行が予定されている。また、Cornwallからの飛行は、2021年までに実施される予定という。

宇宙関連企業への投資に特化したベンチャーキャピタルの「Space Angels」によると、2018年から2021年にかけて、世界で十数社が初の小型衛星打ち上げを計画している。イギリス宇宙局によると、世界の小型衛星の半数近くの製造は英国で進められているという。

ロッキード・マーティン社の衛星打ち上げロケットが完成すれば、一度に6基の小型衛星を別々の軌道に送り込めるようになるという。イギリス宇宙局は米国政府とも交渉を進め、アメリカの宇宙関連企業の英国からのロケット打ち上げを容易にする環境の整備を進めている。

イギリス政府のビジネス・エネルギー・産業戦略省のグレッグ・クラークは声明で次のように述べた。「宇宙関連産業では今、大きな変化が訪れている。ロケットの空中発射を可能にすることで、世界の宇宙関連企業の関心を、英国に惹きつけたい」

編集=上田裕資

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