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I write about bringing life to work and bringing work to life.

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以下は読者のジェレミアから寄せられた便りと、私からの回答だ。


求人側が常に「人材不足」を嘆く一方で、才能と経験のある人々が職に就かず、必死に仕事を探している状況を、どう説明したらよいでしょうか?


ジェレミアへ

その質問に対する人事部の一般的な回答はこうだ。「経験と才能があるものの求職中の人々は、わが社にぴったりなスキルの組み合わせを持っていない」

もちろん、これはひどい回答だ。というのも、リーダーシップとは、現実世界の問題を乗り越えていくことなのだから。

現実問題として、会社側が必要だと考える具体的なスキルを備える求職者はそれほど存在しない。リーダーとして必要なのは、新人をトレーニングして必要なスキルを身につけてもらうなり、そのスキル自体が必須でなくなるようにビジネスの仕方を変えるなりして、現実的な状況下での解決法を見出すことだ。

多くのリーダーはそれに挑戦しようとしない。「人材不足」を嘆く方が、才能ある人々を雇い、トレーニングを通じて足りないスキルを会得してもらうよりずっと楽だからだ。

求人広告の多くには、雇用者側の怠惰が示されている。例えば「即戦力となる人材求む!」とか「次のツールを6年以上使った経験が必須」など。これは求人面でもリーダーシップ面でも悪い例だ。

私はいまだに、1989年前後にシカゴ・トリビューン紙に載っていた小さな求人広告の切り抜きを持っている。信じられないほど愚かな内容だったが、こうした広告は今もよく見かける。色褪せた切り抜きにはこう書かれている。「事務アシスタント募集。必須条件はWordPerfect 5.0を使いこなせること」

他のワープロソフトや、WordPerfectの別バージョンの知識がある人なら、新しいバージョンもすぐに習得できるはずだという考えに及ばないほど間抜けな人がいるとは信じられず、この広告を切り抜いた。求人分野ではいまだに、こうした間抜けな話にあちこちで出くわす。

従業員をトレーニングするには時間も費用もかかるが、完璧な求職者を求めて無駄に採用活動を続けるのにも時間や費用はかかる。

編集=遠藤宗生

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