写真家でもあるクリステンセンは、ファーウェイがライカと手を組んで開発したトリプルカメラ搭載の「P20 Pro」を使い、パリで3人の女性を撮影。それぞれジュエリーデザイナー、ダンサー、パイロットとして活躍する彼女らの魅力を切り取った。
スマートフォンのみを使った写真撮影は初めてだというクリステンセンは、「自分の(普段使っている)カメラを使えないからといって、何かが不足しているとは感じなかった」と語る。「なぜなら(AIを搭載した「P20 Pro」の機能は)それらを補って余りあるから。このスマートフォンの性能は素晴らしい。ピントの合わない写真なんて、撮ろうとしても撮れないのでは」と述べた。
クリステンセンが撮影した写真は現在、ファーウェイの公式インスタグラムアカウント(@HuaweiMobile)で、#SeeMoooreのハッシュタグを添えて公開されている。
デンマーク人とペルー人の両親のもとにデンマークで生まれ育ったクリステンセンは、178センチの長身を活かして80年代後半にモデル業を開始。「ヴォーグ」をはじめとするファッション誌のカバーを飾り、ヴィクトリアズ・シークレットのエンジェルを務めたほか、故ジャンニ・ヴェルサーチのミューズとしてトップモデルの地位を確立した。
2017年9月、ともに90年代のスーパーモデルブームを牽引したナオミ・キャンベル、シンディ・クロフォード、クラウディア・シファー、カーラ・ブルーニとヴェルサーチのショーに登場して話題を呼んだことは記憶に新しい。
一斉を風靡した「スーパーモデル」という呼称について、クリステンセンは以前から「漫画っぽい」と感じていたという。
「スーパーヒーローやワンダーウーマンと同じような、真面目に扱う必要がない存在。面白い呼び方だと思う。(昨年の)ジャンニにオマージュを捧げたランウェイは、とても素敵で美しい経験だった。私たちは皆、確固たるキャリアを築いてきた。このような経験が、私たちをスーパーな存在にしているのかもしれないわね」
一流カメラマンから撮影技術を学んだ
現在は一児の母でもあるクリステンセンがモデルの道を選んだ理由は、旅好きであること、経済的自立、そしてファッションの分野の著名な写真家たちから学べることが大きかった。
「アーヴィング・ペンや、ハーブ・リッツ、ヘルムート・ニュートン、スティーヴン・マイゼルと一緒に仕事をする機会に恵まれ、それぞれから学んできた」とクリステンセンは語る。「撮られ方と撮り方の両方を学ぶことで、(写真家として活動する時に必要な)被写体をリラックスさせる方法や、光を操る方法を身につけてきたの」
基本的にはアナログ写真を愛好するクリステンセンだが、デジタル時代の最新技術も享受している。
「修正も大好き。私自身を綺麗に見せてくれるしね。自然のままの状態が一番インパクトを放つ写真もあるけれど、完璧に美しく加工された写真を見ていいと思うこともあるし、モノクロ写真で目の下のクマやそばかすを強調することもある。あらゆる効果を試せるインスタグラムのフィルターも楽しい。私の理想は(アナログかデジタルか)どちらか片方ではなく、両方をバランスよく取り入れること。やりすぎは禁物ね」
ファーウェイは3月27日、パリのGrand Palais(グラン・パレ)でP20 Proの発売をアナウンスした。それと同時にクリステンセンとのコラボを発表していた。