詳細はユーチューブの「クリエイターブログ」で解説されているが、この機能はデスクトップユーザーがPCに内蔵のウェブカメラを用いて、わずか数クリックで即座にライブ動画の配信が開始できるもの。
クロームでユーチューブを開くと、右上にビデオカメラのアイコンが表示されている。そのアイコンをクリックすると「ライブ配信」のメニューが表示され、ゲーム実況や好きな音楽、自分の考えなどをすぐに動画で配信できるのだ。
配信にあたってはまず、初回に電話番号を登録することが求められるが、音声メッセージやSMSで受け取った確認コードを入力すれば、即座に利用が開始できる。
従来はライブストリーミング配信を行う際には、外部のエンコーダーをセットアップする必要があった。今回の機能改変で、その手間を省いて手軽にライブ動画配信が可能になった。
自分のユーチューブチャンネルを持っていない人も、サイトの指示に従えば簡単にチャンネルを開設することができる。現状ではこの機能が利用できるのはクロームブラウザのみだが、ユーチューブは今後、他のブラウザにも対応させていくという。
ユーチューブは今後の数ヶ月で、AsusやLG、モトローラ、ノキア、サムスンなどのアンドロイド端末向けにもこの機能を追加するという。さらに、他のメーカーの端末でも年内には利用が可能になるという。
また、アンドロイド向けのカメラアプリの開発者たちは、ユーチューブが新たに提供を開始する「YouTube Mobile Live deep link」の仕組みを用い、アプリから即座にライブ配信が行える機能を追加できる。実装方法の詳細はユーチューブの公式サイトで解説されている。
不思議なことに今回のユーチューブのアナウンスは、iOS端末への対応について一切言及していない。また、グーグルのPixel端末に関する言及もないが、筆者としてはユーチューブから間もなく発表があるものと期待している。