将棋の魅力は、序盤の定跡を覚えると先人の知恵が理解できることと、「Aと見せかけてB」という戦略を考えられること。言い方は悪いけれど、相手を出し抜くみたいなことで、猫の皿にも通じているかもしれない(笑)。
また、地頭がいいかどうか以上に、考え続けるという思考の深さそのものに感嘆します。それは一種の特殊能力ではないかと。いちばん好きなのは羽生善治永世七冠で、やはり大事なことは効率を気にせず、時間をたっぷり使って極めたほうがいいのではないかと思う。マルコム・グラッドウェルが提唱した「一万時間の法則」、頂点を極めるには1万時間が必要だという考えが、僕には性に合うようです。
<林 鷹治のある1日>
8:00 起床
10:00 出社
10:30〜12:00 会議など
12:00〜12:30 ランチ
13:00〜20:30 来客・会議など
21:00 退社
21:20 帰宅
21:30〜22:30 料理・食事
2:00 就寝
<林 鷹治が大切にするもの>
キーボード
高品質小型キーボード「Happy Hacking Keyboard」を社会人になってからずっと愛用。ストロークが深くて疲れないし、作業効率が格段にアップします。東大名誉教授・和田英一先生が関わった日本製品であり、エンジニアやプログラマーへの愛がつまった製品です。
将棋盤
社員と将棋を指したいと思っているのですが、指せるのはひとりのみで、しかもなかなか付き合ってくれません(笑)。なので、最近はオンラインばかりです。
オススメの書
天才プログラマーであり、ベンチャー創業者としても大成功を収めたポール・グレアムの『ハッカーと画家コンピュータ時代の創造者たち』。コンピュータ時代の革新を担うハッカーたちの考え方と創造のセンスに触れられる、いつ読んでも刺激的な本です。
はやし・たかはる◎ 1985年、北海道生まれ。札幌大学在学中に独学でプログラミングを習得。車載器の開発やソーシャルゲーム開発、「STORES.jp」でのグロースハッカーを経て、2014年にミニマル・テクノロジーズを創業。