アジアのお薦め温泉「九州・タイ・ベトナム・韓国」の秘湯

タイの観光地、ファーン温泉(Jatuphon.PTH / Shutterstock.com)

自宅で温かい湯船に浸かって心身ともにリラックスするのもいいが、天然の温泉に浸かればさらなる癒しが体験できる。ここではアジアを旅する際におすすめの、4カ国の温泉を紹介する。

黒川温泉(熊本県)



標高700メートルの渓谷に位置する黒川温泉は、九州で最も人気の温泉の1つに数えられる。複数の泉質が楽しめるため、必ずお気に入りが見つかるはずだ。疲れやストレスを和らげたいなら弱酸性単純泉、美肌効果を求めるならば弱アルカリ性単純泉か炭酸水素塩泉。デトックスなら硫黄泉、冷え性には塩化物泉、高血圧には硫酸塩泉が良いとされている。どの泉質を選んでも体が回復すること間違いなしだ。

ビンチャウ温泉(ベトナム)

ビンチャウ温泉は世界観光機関(WTO)のエコツーリズムスポットにも選ばれた。複数の温泉で体を休めることが可能で、温泉卵を楽しめるスポットもある。ビンチャウの温泉には雲母や硫黄、塩素、ナトリウムなどのミネラルが豊富に含まれている。また、泥風呂やマッサージなどでヒーリング効果も期待できる。

ファーン温泉(タイ)



タイのチェンマイ県ファーン郡にあるファーン温泉では、地下の花崗岩から湧き上がる90~100℃の高温の源泉が楽しめる。なかでも、特筆すべきは硫黄の匂いを放つ間欠泉だ。ファーン温泉は発電にも使われており、個室の温泉やネイチャー・ウォークも楽しめるリラックス感たっぷりのスポットとなっている。心も体も喜ぶ温泉体験を求めているならおすすめだ。

温陽(オニャン)温泉(ソウル)

韓国最古の温泉として知られる温陽温泉は、1300年の歴史を持つとされるが、実際に温泉として機能するようになったのは約600年前からと伝えられる。李氏朝鮮時代には世宗をはじめとする国王が体を休めたり、病の治療に訪れたりしたという。ラジウムを豊富に含む57℃ほどの弱アルカリ泉で、様々な効能が期待できる。宿泊するなら温陽最古の温陽観光ホテルがおすすめだ。ここは韓国最大の温泉リゾートとなっており、露天風呂なども完備している。

編集=上田裕資 写真=Shutterstock.com

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