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I write about bringing life to work and bringing work to life.

Dmytro Zinkevych / shutterstock

以下は読者のコルトンから寄せられた便りと、私からの回答だ。



私は新たな上司、トニーの下で働くようになりました。悪い人ではないのですが、会議で偽りの情報をまくし立てて乗り切ることに慣れているようで、不正確な発言が多いです。

彼が事実と違うことを言っても私は沈黙を保とうと努めてきました。トニーは大半のマネジャーと比べて技術的知識に乏しく、私を含む直属の部下と比べるとはるかに知識不足です。彼の発言を訂正すると、にらまれてしまいます。

トニーがばかげた発言をしても黙っていると、会議室の半数が「トニーは今、一体何と言った?」という表情で私の方を向くので、丁寧に「X-28製品ではなく、X-27のことではないでしょうか」と言うと、彼は言い訳がましく「君からそう聞いたんだが」と言い返してきます。

私が会議で訂正せず、トニーに間違ったことを3、4回言わせてしまうと、後でひどく腹を立て「私が言葉が出ずに口ごもっていたとき、なぜ何も言わなかったんだ」と言われます。言葉が出ずに口ごもるというより、彼は口から出任せばかりなのです。

彼は恐らく、この会社の従業員のような人たちと働いたことがないのでしょう。私の会社では口だけでまかり通ることはなく、誰もが事実に基づいて話します。これこそ、私がこの会社を好きな理由です。

トニーは何よりも忠実さを評価していますが、私は他部署も含め同僚の間で率直な人物として知られているので、両者の間で板挟みになっています。

私はどうすべきでしょうか?



コルトンへ

トニーのような上司をうまく扱うには、感情的にならず、大騒ぎしないことが重要だ。

トニーは、質問に答えられなければ頭が悪いと思われるのではないかと恐れていて、身の丈に合わない話し方をしている。彼が恐れるのはあなたではない。

彼は「それについてはあまり良く知りません」と言うよりも、物事をでっち上げる方がよほど印象が悪いことに気づいていない。ほぼ万人から尊敬されるのは、全く知識もないのに傲慢(ごうまん)な態度を取る人ではなく、正直に無知を告白する人だ。

板挟みになっていると感じる必要はない。あなたは技術に疎い上司の下で働く技術力のある社員に過ぎない。今まで数多くの人があなたと同じ状況に置かれてきた。私だったら、毎回会議が始まるときに覚悟を決め、トニーが間違うたび割り込んで修正するだろう。ただし、声に含みや非難の気持ち、そして何より恐怖心がこもらないようにする。

翻訳・編集=出田静

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