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Vagengeim / Shutterstock.com

デジタルメディア企業「Sweety High」がジェネレーションZ世代の女性を対象とした、音楽消費行動の調査レポートを公開した。今回の調査は、米国の13~22歳の女性500人以上を対象に行なわれた。

今回のレポートで最も注目すべき点は、Z世代の聴く音楽ジャンルが、多様性を増していることだ。回答者の97%近くが、少なくとも5つの音楽ジャンルを日常的に聴いていると答えた。人間は13~14歳ごろに好きな音楽のジャンルが決まる傾向がある。ここ10年で音楽ジャンルの境界が以前より曖昧になり、ジャンルを超えてとコラボした楽曲も増えている。

「音楽はZ世代にとって重要な役割を担っている」とSweety HighのCEOのFrank Simonettiは言う。

アンケートに答えた人の73%が音楽は自分にとって「とても重要」であるとし、「重要」と答えた人を合わせると94%にも上る。聴く音楽が気分を左右すると答えた人は92%だ。好きなアーティストが自分のライフスタイルに影響を及ぼしていると答えた人は45%だった。

また、61%が音楽を聴くときに最も利用するサービスにスポティファイを挙げた。最も人気のあるアーティストは1位からエド・シーラン、K-popの防弾少年団(BTS)、ショーン・メンデス、ビヨンセ、テイラー・スウィフトだった。

新しい音楽に出会う場として最も人気だったのがユーチューブで、75%の人が選んだ。一方で日常的に音楽を聴くために利用するサービスとしてユーチューブを挙げた人はわずか25%で、スポティファイやラジオのみならずCD(38%)も下回っている。

「Z世代はSNSのトレンドを左右し、消費力があり、市場の主要な特定エリアに影響を及ぼすという意味で重要な消費者であり、ブランドやプラットフォーム、アーティストがターゲットにすべき層だ」とSimonettiは調査結果について語る。

Z世代は最もテクノロジーに明るく、"つながっている"消費者だとされている。Simonettiが最も驚いたのは、Z世代は「音楽が無料で楽しめるもの、あるいは楽しめるべきものだとは考えていないこと」だという。

14歳のカントリー歌手が描く戦略

今回の調査結果はSweety Highがサポートする、14歳のカントリー歌手Tegan Marieのマーケティングプランに影響するとSimonettiは言う。Marieはワーナーミュージック・ナッシュビルと最近契約している。

「彼女はデジタル中心で常に"つながっている主義"であるだけでなく、ラジオ出演やツアーも大事にしている。この戦略で従来のカントリーミュージックのファンだけでなく、Z世代も広く取り込める。Z世代は常にソーシャルメディアをチェックしており、音楽やコンテンツ、ライブパフォーマンス、舞台裏が分かる特別映像などを常に求めている」という。

SimonettiはMarieのような若いアーティストにとってSNSは重要だという。「ラジオ番組とコラボしてFacebook Liveを行うことで、より多くのオーディエンスにリーチしていく」とSimonettiは説明する。

Sweety Highは、音楽やファッション、美容、フードに関するコンテンツを配信し、Z世代の女性が集まるオンラインメディアとして躍進を続けている。

編集=上田裕資

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