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testing / shutterstock.com

中国のシャオミ(小米)が同社初のスマートフォンを発表したのは2011年8月のことだった。そのシャオミが今年、500億ドル(約5.6兆円)という驚愕の規模のIPOを実施しようとしている。

これは2014年に250億ドルを調達したアリババのIPOの2倍に達する規模で、テック業界において史上最大のIPOとなる。

シャオミは2014年の資金調達時に約460億ドルの企業価値と評価されており、当時、世界で最も評価額の高いテック企業だった。非上場企業のデータベース「CB Insights」の世界のユニコーンランキングで現在の1位はウーバー(企業価値680億ドル)、2位は滴滴出行(同560億ドル)で、シャオミは3位につけている。

シャオミ創業者のレイ・ジュンは12月に浙江省烏鎮で開催された「世界インターネット会議」で「中国発のビジネスアイデアを他の諸国にも適用していきたい」と述べた。IPOの時期については明言していないが、調達資金でシャオミがグローバル化を加速させることは確実だ。

ここ2、3年のシャオミは浮き沈みを経た後、2017年は大きな躍進を遂げた。IDCのデータによると2017年の第2四半期の世界の各スマホメーカーの出荷台数は、世界1位のサムスンが7980万台。2位のアップルが4100万台、3位のファーウェイが3850万台。4位のOPPO が2780万台。シャオミは2120万台で5位に入った。

また、同社は「Mi Home」と名付けたリアル店舗を、2019年までに世界に1000店舗開設しようとしており、これはアップルストアの2倍の規模だ。レイ・ジュンはリアル店舗とオンライン販売の組み合わせにより、2018年は出荷台数ベースで年間1億台の達成を目標に掲げている。

中国ではファーウェイやVivo、Oppoらとの競争も激化しているが、GGV Capitalの投資家のHans Tungはシャオミの未来に楽観的だ。「シャオミは独自のエコシステムに顧客を囲い込んでおり、中国のみならずインドでも成功を収めている」と彼は述べた。

編集=上田裕資

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