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I write about film and television.

r.classen / shutterstock.com

今年8月、ネットフリックスはマーク・ミラーが率いるコミック出版社「ミラーワールド」の買収により、オリジナル作品制作を中心としたビジネスモデルを加速させた。

ミラーはアメリカン・コミック業界における大御所原作者の一人であり、「キック・アス」「キングスマン」「ウォンテッド」「ローガン」「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」をはじめ、その著作の多くが映画化されている。

しかし、ネットフリックスの目的は、ミラーワールド作品の映像化と配信だけではなかったようだ。同社は先日、コミック出版事業に乗り出すことを発表した。第一弾の作品は全6巻からなる「The Magic Order」で、2018年春に1巻目の発売を予定している。

ミラーは原作を担当し、絵はマーベル・コミックに長年在籍して「ソー」「アベンジャーズ」「アメイジング・スパイダーマン」などを手がけたオリヴィエ・コワペルが担当。ミラーはコワペルとの共作を非常に喜んでおり、「ネットフリックスがオリヴィエを起用したことで、私は世界一の幸せ者になった」「この10年近く、彼に注目してきた。ついに同じ作品で名前を並べることができて、この上なく光栄だ」と述べている。

ミラーの作品は暗いテーマとグラフィカルな絵柄が特徴的だ。「The Magic Order」もその系譜に連なる。ミラーによると、同作は世界を悪から救う使命を負った5つの魔法使いの家族を中心に展開するダークファンタジーで、エンタテインメント要素が著しく欠けているという。「ネットフリックスとの1作目ではアッと言わせたい。私が大好きなダークファンタジーで市場の隙間を狙う」とミラーは語る。

ミラーの読みは正しいだろう。魔法を扱ったコミックは他にも存在するが、ミラーワールドのような大手から出版されることは稀だ。映像化された作品も、映画では「ファンタスティック・ビースト」、テレビドラマではSyfyチャンネルの「マジシャンズ/The Magicians」とSpikeの「シャナラ・クロニクルズ」があるくらいで、まだ完全に開拓されていない分野と言える。

「The Magic Order」の映像化に関して、ネットフリックスは声明を出していない。だが、他のミラー作品の映像との相性の良さと、ネットフリックスのオリジナルコンテンツへの注力度合いを見る限り、マルチメディア展開を計画している可能性は高い。それが実現するまでは、ファンは紙媒体、あるいは電子書籍の形で同作を楽しむことになる。

編集=海田恭子

 

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