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テクノからチャート、その他の音楽業界に関する執筆を担当。

(Photo by Carrie Davenport/TAS/Getty Images for TAS)

テイラー・スウィフトの新アルバム「レピュテーション」の発売が11月10日に迫っている。彼女の6枚目のアルバムが注目を浴びるのは必至だが、果たしてどのくらいのセールスを達成できるのだろう。チャート1位を獲得することは確実と見られるが、音楽業界の関心は果たしてどの程度の売上になるかだ。

今年はケンドリック・ラマーの「DAMN.」が発売後1週間で60万3000ユニットの売上を記録し、初週最大のセールス記録を作った。一方でスウィフトの3年前のアルバム「1989」の初週売上は130万枚以上だった。「Red」(2012年)や「Speak Now」(2010年)といった過去作も、初週で100万枚を突破したが、状況は変わりつつある。

アルバムの売上は低下傾向にあり、スウィフトもこの流れとは無縁ではいられない。多くのファンは新アルバムをスポティファイ等のストリーミングサービスで聴く。もちろんストリーミングの再生回数もアルバム売上にカウントされるが、集計方法は異なっている。

さらに、新アルバムから先行リリースされたシングル「Look What You Made Me Do」の売上は、過去の「1989」に収録された楽曲と比べると今ひとつだ。かつて「Shake It Off」のリリース時には、瞬く間に世界中で大ヒットになり、一年を代表するポップソングになったが、「Look What You Made Me Do」は既に25位まで順位を落としている。

また、セカンドシングルの「Ready For It?」は上位10位圏内に1週間だけ登場したものの、その後は下位に沈んだ。10月末に発売のサードシングル「Gorgeous」も現状では目立った動きを見せていない。

スウィフトは新アルバム「レピュテーション」で従来とはかなり異なる音楽性を打ち出そうとしている。その成果はアルバム発売3週後に発表される売上データで明らかになるが、現状を見る限り、過去作と比べるとやや厳しい結果も予想される。

「レピュテーション」の売上は前作の「1989」を超えられない可能性もある。しかし、それでもなお、スウィフトの新アルバムが今年最大の初週セールスを誇る作品になることは確実視されている。

編集=上田裕資

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