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Photo by TPG / Getty Images

香港の大財閥「新世界集団」の執行取締役を務めるエイドリアン・チェンは、カルチャー分野の起業家としても知られている。1979年生まれのチェンは新たに投資ファンド「C Ventures」を立ち上げ、中国のミレニアル世代やその下のZ世代をターゲットとしたブランドやサービスの発展を促進しようとしている。

中国のミレニアル世代とZ世代のマーケットは巨大だ。中国のミレニアル世代の人口は4億2700万人、Z世代は2億3500万人と試算されている。この2世代の人口は中国全体の3分の1以上を占め、米国と西ヨーロッパ諸国の労働人口の合計に匹敵する。

「C Venturesは単なる投資ファンドやベンチャーキャピタルとは別のものだ」とチェンは声明で述べている。「私が作ろうとしているのはファッションやメディア、世界のクリエイティブなプラットフォームから同じ志を持つ人々を見つけ出し、彼らをつなげる役割を果たす場だ。多様なバックグラウンドを持つ人たちが集まることが成長を加速させる」

C Venturesは投資金額について特に限度額は設けていない。まずは、ファッション領域への投資から活動をスタートするという。投資対象の一つにあげられるのが、ブルガリやカルティエ、ティファニー等の50以上のブランドが参加する高級ジュエリーのレンタルサービスの「フロント(Flont)」だ。

チェンのファミリーは2017年のフォーブスの香港の富豪リストで3位に入っており、資産総額は179億ドル(約2兆円)と推定されている。

編集=上田裕資

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