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ブラッド・スミスCEO

1983年に創業した米ソフトウェア開発企業「Intuit(イントゥイット)」。会計管理ソフトウェア「Quickbooks」や個人資産管理アプリ「Mint」などで知られる同社で現在、3代目CEOを務めるのが、ブラッド・スミス(53)だ。

彼が2008年にCEOに就任して以来、イントゥイットの株価は5倍に跳ね上がっている。その背景には、“永遠のスタートアップ”であり続けようとする、イノベーションを推し進める弛みない意志と実験精神がある。

今回、米Forbes編集主幹のリッチ・カールガールトがスミスCEOに同社のイノベーション文化について訊いた。

──創業から34年。イントゥイットが今も革新的な秘密は?

我々は仮説を検証し、それに基づき迅速に実験します。その90日間の実験をもとに、プロジェクトに資金を投じます。

──この方法を取り入れた経緯とは?

私が「Quickbooks」部門を率いていた時に、このすばやく実験を繰り返す手法を用いていました。CEOになったので、全社的に取り入れることにしたのです。

──今や大企業。社員のモチベーションの保ち方は?

正しい報酬を与えることです。我が社では「イノベーション・アワード」を受賞した社員は自分たちの時間の50%を6カ月間好きなプロジェクトに充てることができます。胸躍ることに、取り組めるのです。

──成功すると、独りよがりになることもあります。

うまくいっている企業について研究します。私は、フェイスブックのシェリル・サンドバーグCOOにも密着させてもらいました。マイクロソフトのサトヤ・ナデラCEOにも社内で講演をしていただきました。

──密着して学んだこととは?

3つあります。まず、小さなチームで動くこと。そのチームもピザ2枚で足りるサイズに留めることです。次に、お客さまの存在がすべてのしがらみを絶つということ。最後に、「スピードと質はトレードオフ(二律背反)ではない」ということ。スピードを求められることで、フォーカスすべきことが明確になります。

──フィンテックの新興企業は脅威になりそうですね。

我々は今後10年の世界を形づくる8つのトレンドを予測するようにしています。私は30人の幹部を3〜4つのチームに分け、「これらのトレンドについて徹底的に研究しなさい」と指示しました。

──そのトレンドとはどのようなものでしょうか?

ブロックチェーン、AI(人工知能)、AR(拡張現実)、マシンラーニング(機械学習)、音声認識とモバイルなどですね。特に、アメリカはモバイルアプリの世界ではリーダーではありません。だから、AlipayやWeChatを勉強するべく、中国に行きました。

──昨年、イントゥイットの会長だったビル・キャンベルが他界しました。彼はスティーブ・ジョブズのメンターでしたが、彼からもらった最高の助言とは?

「管理職には、肩書でなれる。ただ、リーダーが務まるかどうかは部下が決めることだ」

インタビュー=リッチ・カールガールド

 

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