テクノロジー

2017.07.17 12:00

「水中で30分使える」世界で最もタフなスマホ、Blackviewの実力

marino bocelli / shutterstock.com

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中国のスマホメーカーはこのところ、様々な機能で他社と差別化を果たす端末を市場に投入しはじめた。先日は、フル充電で1週間の使用が可能なOukitelの「K10000 Pro」というモデルを紹介したが、今回紹介するのは、恐らく世界で最もタフなスマホと言えそうな端末だ。

ブラックビュー(Blackview) という中国メーカーは戦車のような見た目の完全防水モデルを発売している。たった1500香港ドル(約2万2000円)ほどなので、2機購入した。1機は耐久テスト用、もう1機はウォータースポーツをするとき実際に使用する。両方とも防水性能の最高水準 「IP68」を持ち、最大30分間水中で使用しても問題ない。

まずは耐久性のテストだ。筆者はブラックビューのBV7000を、階段から3回落とし、アパートの板張りの床にたたきつけた。その後は外に持ち出し、約180センチの高さからコンクリートの地面に何度も落とした。5、6回落とした後でも携帯にはほとんど損傷がなく、12回落とすまでディスプレーもひびが入らなかった。

筆者がテストしているもう一つの機種はBV8000だ。これはBV7000の上位機種でRAMはBV7000が2GBなのに比べ、BV8000では6GB。カメラの画素数は16メガピクセルで、なかなか立派な写真が撮れる。

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水中でも問題なく機能するBV8000

指紋認証装置は、ソニーの携帯シリーズのように側面に付いている。どちらの手でも届きやすい位置にあり、あらゆるアンドロイドのフォーラムで議論される「背面・前面どちらに置くか」という問題を一気に解決するので、とても気に入っている。

BV8000 proはMediatek 6757 チップを搭載し、RAMは6GB、内蔵ストレージは64GBだ。プロセッサは中間レベルかもしれないが、RAMが6GBのため速度は速い。比較的すっきりした「Android 7.0」のOSも速度向上に一役買っている。

各社から様々なスマホがリリースされる中、新興メーカーがこの市場で生き残るのはかなり難しい。ブラックビューのように「タフネス端末」として個性を打ち出すのも有効な戦略の一つなのかもしれない。

編集=上田裕資

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