テクノロジー

2017.05.09 15:00

使ってる? 「思いつき」をイノベーションにつなぐ10のツール


7. IdeaScale/公募でオープンイノベーション
アイデア収集用クラウドサービス。社内で生じた課題へのソリューションや提案を外部から公募。アイデアへの投票を取りまとめることもできる。

8. XMind/「シェア」機能で頭の中を公開
香港発のマインドマッピングソフト。「シェア」機能を使うと自分がつくったマップをウェブ上に公開することができ、フィードバックを受けられる。

─利用者の声
マインドマップのサービスにはウェブのアプリケーションが多いがXMindはソフトウェアであることが特徴。動作が軽快でサクサク動くので、思考が分断されないという点がよい。オフラインでも作業をすることができる。最近周囲でも使い始める人が増えてきているが、良い反応を聞くことが多い(田中秀征・ビビビットクリエイティブディレクター)。

9. esa/「途中公開」で完成度を高める
「情報を育てる」をコンセプトにしたナレッジ共有ツール。未完成であることを前提に資料を公開する機能があり、スピード感と情報の精度を高める。

10. Qiita:Team/タグ付けで欲しい情報に即リーチ
入力の手軽さが特徴のナレッジ共有ツール。記事は先着順に並びタグ付けで分類されるため、読みたい情報が階層構造の中に埋もれることがない。

情報収集や執筆の手段が変わる
─江口晋太朗 TOKYObeta Ltd. 代表、ジャーナリスト

スマホであらゆる情報収集や入力出力ができる時代。あらゆる人が自身の思いを文章化できる時代だからこそ、良いアウトプットをするための効率的な情報収集や執筆環境を整えるべきだ。

企画のアイデアを考えたり文章を書いたりしている身として、情報収集や執筆ツールにこだわっていきたいと考えている。例えば、個々の記事の見出しや概要を表示するRSSフィードのfeedlyを活用し、定期的に閲覧するウェブメディアを登録しておけば、スキマ時間に効率的に情報収集できる。街なかを歩いている時に考えたことや思いついた言葉はジャーナルアプリDay Oneでメモしたり音声録音したりする。実際に文章に落とし込むときは、MediumやWordPressに下書き投稿でき、タイポグラフィやアプリのデザイン性が高いMarkdownエディターのUlyssesで執筆している。

文=フォーブス ジャパン編集部

この記事は 「Forbes JAPAN No.34 2017年5月号(2017/03/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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