情報サイトWindows Centralのダニエル・ルビノ記者が入手したリーク情報によると、Windows 10 Cloud搭載マシンは、バッテリー駆動時間が約10時間、コールドブートからログイン画面表示まで20秒など、Chromebookに匹敵する性能だという。
また、Windows 10 Cloud搭載マシンに要求される最小スペックは、Celeron以上のクアッドコアプロセッサー、4GBのRAM、32GBのストレージ(64ビットシステムでは64GB)、40WHr以上のバッテリー、高速なeMMCまたはSSD、ペンかタッチスクリーン(オプション)となっている。
これは、昨年生産終了となったSurface 3のスペックを若干上回り、新型Surfaceがリリースされれば、マイクロソフトのポートフォリオに空いた穴を埋める形になる。仮に、新型Surfaceが見送られ、Windows 10 Cloudマシンがサードパーティ製主体になったとしても、このスペックであればChromebookに十分対抗できるだろう。
イベントの招待状に「#MicrosoftEDU」というハッシュタグが記載されていることから、今回のイベントが教育分野に焦点を当てたものであることがわかる。
マイクロソフトのクラウド戦略や、これまでのリーク情報、Chromebookの教育市場での躍進などを踏まえると、マイクロソフトが教育機関向けに低価格なハードウェアを提供し、それをフックにクラウドサービスの普及を図る戦略を描いていることは明らかだ。