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D-Krab / Shutterstock.com

マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームは、人間の脳で操作するロボットの開発を進めている。同大学のコンピューターサイエンスと人工知能を研究するグループ(CSAIL)は、人間が言語を用いずにロボットを操作できるフィードバックシステムを開発した。

これは頭にかぶる特殊な脳造影ネット(EEG)で検知した脳波をミリ秒単位でロボットに送信し、作業の間違いを指摘したり修正させるシステムだ。

研究チームによると、今回のデモ版は、今後さらに洗練された人間とロボット間のコミュニケーションでの利用を想定しているという。「人間がキーボードでコマンドを打ったり、ボタンを押したりせずに、直感でロボットを操作できるようにしたかった」とCSAILのディレクターのDaniela Rusはプレスリリースで述べている。「将来は自動運転車や工場のロボット活用の分野で、このテクノロジーの利用を想定している」

「心の中でロボットの動きに同意したり、否定するだけで、動きがコントロールできる。特別なトレーニングを積んで、意識をコントロールしなくても、マシンが自動的に感情をくみ取るテクノロジーを開発した」とRusは言う。

実験に用いられたロボットはRethink Robotics社製のヒューマノイド「Baxter」で、人間の脳が発するエラー信号のERPを10から30ミリ秒で検知し、動作を修正する。今回の実験はBaxterにテーブルの上のペンキの缶と筒状の電線を見分けて、指定の場所に仕分けるタスクを与え、その間違いを人間が指摘する形で行われた。

CSAILのStephanie Gilはプレスリリースに次のようなコメントを寄せた。「ロボットが判断に自信が無い場合、人間の反応を待って正解を導き出す。人間の脳の信号を読み取ることで、ロボットは動作の正確性を劇的に向上させ、人とロボットの間の会話が進んでいく」

主任研究員のAndres F. Salazar-Gomezは「このシステムは言葉を発することが出来ない、障害を持つ人々の利用も想定できる」と述べている。

編集=上田裕資

 

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