犬種によっては、もっと知的な刺激や物理的な挑戦を必要とする犬もいる。例えば賢いことで有名なボーダーコリーは、常に脳や体を働かせる必要があり、何もすることがないとおかしくなってしまう。
人間にも同じことが当てはまり、中には常に何かを学んだり、いろいろなことに挑戦するのを“必要とする“人がいる。そうした人は、何もすることがない環境にあると憂鬱になってしまう。
初めは刺激的で楽しいと思っていた仕事でも、すぐに面白みがなくなってしまうこともある。上司が、やり甲斐のある仕事を与えてくれないこともあるだろう。上司の中には、賢くて有能な部下を恐れる者もいるからだ。
もしかすると、あなたは仕事ができすぎて、今の仕事にはもったいないかもしれない。それを示す10の兆候は以下のとおりだ。
1.ミーティングで議論されている問題の多くについて、あなたは解決法を知っているが、黙っている。“知ったかぶり”のレッテルを貼られたくないからだ。
2.仕事で新たに学べることを探しても、見当たらない。
3.同僚たちから、さまざまな問題について手助けを求められる。だが上司はあなたをその分野のエキスパートとして認めていない(あるいは認めようとしない)。もちろん褒めてもくれない。
4.やるべきことが多すぎて常に忙しい。だが仕事でワクワクすることも、仕事以外で自分を駆り立ててくれるものもない。
5.刺激的なプロジェクトが足りないことに、あなただけが密かに不満を感じている。同僚たちは満足しており、小さなステップも大きな成果と考えている。
6.上司は、自分の問題を迅速に解決したい時には進んであなたのもとに来る。しかし、あなたがもっとやりたいと思っていることや、会社に大きなインパクトを与えられると考えていることについては耳を傾けたがらない。
7.2017年のプロジェクトの中に、新たな“学習曲線”を見いだせない。
8.会社のためになり得るアイデアを出しても周囲の反応は今ひとつで、そもそも反応がないこともある。
9.社外からは業界ブログの記事執筆やイベントでの講演への誘いがかかるが、上司や同僚はあなたのリーダーシップに価値を感じていないようだ。
10.職場でつい時計を見てしまう。これは、仕事に集中していたら絶対にしないことだ。
もし自分が“ボーダーコリー型”で、ただ座って時間を無為に過ごすことにうんざりしていたら、どうすればいいのだろうか?
パニックに陥る必要はない。時間をかけて、次に何をしたいのかをじっくり考えればいいのだ。そしていい頃合いになったら、職探しを始めればいい。きっと今より自分に合った、新しい仕事を見つけることができるだろう。今の仕事が物足りないと感じているならば、これ以上とどまる必要はないのだ。