キャリア・教育

2016.12.25 15:00

米大卒者に人気の職業トップ10、1位はアカウント・マネージャー

peang / shutterstock

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ビジネス向けSNSのリンクトインは、数百万人にのぼるユーザーのプロフィールを分析し、2016年に大学を卒業した者たちがどのような職業に就いたのかと、その給与の平均を割り出した。

給与データはリンクトインの年収検索ツール「リンクトイン・サラリー」から提供されたもので、経験1年未満のアメリカの労働者の給与を反映している。

それによると、最も人気が高かった職業はアカウント・マネージャーで、平均給与は5万ドル(約567万円)。この職種の採用が最も多かった業界はマーケティングと広告、経営コンサルティングと金融サービスだった。

例を挙げると、プロクター&ギャンブル(P&G)では現在、オーラルケア部門でアカウント・マネージャーの新入社員を募集している。歯科医や歯科衛生士を説得し、クレストやオーラルBの製品を推薦してもらうことなどが職務内容だ。

2番目に人気の職種はソフトウェア・エンジニア。平均給与は8万ドル(約908万円)だ。エンジニアは人気の職業になりつつある。米労働統計局では、2014年から2024年にかけてソフトウェア開発職の数が17%増えると予想しており、これは全職業の平均的な予想増加率である7%を大幅に上回るペースだ。

リンクトイン上では、優良テック企業のエンジニア部門で多くの求人がある。アルファベット、アマゾンやアップルはそれぞれ、数百のポストで求人を出している。

4番目は顧客サービス担当者で平均給与は3万5,000ドル(約397万円)。最も採用が多かった業界は小売、レストランと金融サービスで、最も多くの人数を雇った企業はベライゾン、USバンクとメットライフだった。

5番人気はアドミン・アシスタント(重役補佐)で平均給与は3万9,500ドル(約448万円)。最も採用が多かった業界は医療、マーケティング・広告と建設で、最も多くの人数を雇った企業はマリオット・インターナショナル、ブルークロス・ブルーシールド協会、ペイパルだった。

2016年の大卒者に人気があった職業トップ10は以下のとおり(かっこ内は年間の平均給与)

1. アカウント・マネージャー(5万ドル=約567万円)
2. ソフトウェア・エンジニア(8万ドル=約908万円)
3. ビジネス・アナリスト(5万9,000ドル=約670万円)
4. 顧客サービス担当者(3万5,000ドル=約397万円)
5. アドミン・アシスタント(3万9,500ドル=約448万円)
6. 人材採用担当者(3万9,200ドル=約445万円)
7. コンサルタント(7万3,000ドル=約828万円)
8. 投資銀行アナリスト(8万5,000ドル=約965万円)
9. グラフィック・デザイナー(3万6,000ドル=約408万円)
10. 経理担当(5万ドル=約567万円)

編集=森 美歩

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