ベンチャービートの報道によると、製品は韓国のLG社製で「LG Watch Sport」と「LG Watch Style」の2モデル。サイズはSportのほうが大きく、ディスプレイは1.38インチ。3GとLTEによるデータ通信が可能でNFCに対応する。小型版のStyleは1.2インチのディスプレイを搭載し、NFCには対応しないという。
小型版のStyleがNFCに非対応なのは残念なニュースだ。Android Wear 2.0はアンドロイド・ペイに対応するが、この決済が利用できるのは大型版のSportのみになる。StyleにNFCチップが搭載されなかったのは、サイズが小さすぎるためだと思われる。
また、今回の2モデルに関して特筆すべきは、どちらの機種にもアップルウォッチに搭載されたデジタルクラウンと同様なボタンが採用されている点だ。グーグルはAndroid Wear の特徴として、スワイプでの操作を売りとしてきたが、ここに来て方針を変えたことになる。デジタルクラウンにより操作性は向上するが、OSとしてのまとまりは損なわれる。既存のアプリがクラウンで完全に動作するかどうかも気になる点と言える。
これらのスマートウォッチは2月9日に正式発表される見込みだが、価格については明かされていない。今後、グーグルストアで詳細なスペックや価格が公開されるのを楽しみに待ちたい。