2代目Moto 360は2015年秋に発表され、その数か月後にはスポーツ仕様のモデルも発売された。しかし、2016年はこれまでモトローラからAndroid Wear搭載のスマートウォッチのリリースはなく、同社の担当者が今後のリリース予定がないことを認めた。
Android Wearは2016年秋にWear 2.0へのアップデートが予定されていたが、2017年上旬に延期された。「ベータ版のフィードバックが良くなかったため、改良を加える」という。これではモトローラが新モデル発表に二の足を踏むのも当然だろう。モトローラはレノボに買収されたが、売上が振るわず大々的なリストラを行なうなど、統合プロセスはスムーズには進まなかった。
アップルですらスマートウォッチでは苦戦し、2代目Apple Watchの販売も伸びていないと伝えられる。アップルでさえもウェアラブルでは成果をあげていないのだ。
しかし、グーグルはWear 2.0発表と同時に自社開発のスマートウォッチを発表するとの噂もある。それはPixelのブランド名を冠したものになるかもしれない。それでもなお、スマートウォッチを消費者に買わせるのは、なかなか難しいのかもしれない。