ビジネス

2016.08.31 15:00

LiDARメーカーのクアナジー、ユニコーンの仲間入りを果たす


エルダダによれば、生産は今四半期(2016年第3四半期:7~9月期)に開始し、第4四半期(10~12月期)の終わりまでには顧客向けに出荷を行う予定だ。

守秘義務があるため、エルダダは、どの自動車メーカーがいつクアナジーの技術を使用するのかについては言えないとしている。だが彼は以前に、信用のある自動車メーカーによる、十分な試験を経た自動運転車が2019年(2020年モデル)に市場に出るだろうと発言していた。

これは先日のデルファイの発表とも一致しているが、このターンキー型のソリューションが(実際に搭載されることになるならば)どの乗用車に搭載されることになるのかは分かっていない。

「幾つかのメーカーがターンキー型の自動運転システムに関心を示しているが、多くのOEMは、最終的な統合には独自のソフトを使いたいと考えている」とエルダダは言う。

つまり初の完全自動運転車には、(クアナジーの技術を使った)デルファイの既製システムが使われない可能性があるということだ。だが自動車メーカーがADAS(先進運転支援)システムに各種技術を組み合わせるにしても、「S3」LiDARは必要な要素になるだろう。

編集=森 美歩

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