またジェン・バーバーは、大幅な給与アップと昇進にもかかわらず以前の仕事を辞めた。「スケジュールを調整するのが難しくなった」ことが理由だと彼女は言う。「子どもたちが学校に行くようになると、子どもが病気になった時にどちらが自宅で付き添うか、夫とじゃんけんで決めなければならなかった」
仕事を辞めてしばらくは、専業主婦として過ごしたジェンは現在、フリーランスでマーケティングコンサルタントをしている。「子どもの送り迎えもできるし、子どもが病気になったり学校が閉鎖された時には家にいることもできる。自分にとって必要な柔軟な働き方ができる仕事だ」と彼女は言う。
どのような“働き方の柔軟性”が理想かという質問に対して、働く親たちは次のように回答した。
・100%自宅勤務(89%)
・フレキシブルなスケジュール設定(74%)
・パートタイム(51%)
・一部自宅勤務(49%)
・交代制の勤務(49%)
・フリーランス(42%)
親たちがよりフレキシブルな働き方を望む理由のひとつが、そうすることで子どもの学校の活動にもっと携わりたいというものだ。働く親の93%が、柔軟に働けるようになればボランティア活動やそのほかの組織的活動を増やすつもりだと回答した。
「“働き方の柔軟性”は親と子どもだけではなく、学校にも恩恵をもたらす」とレイノルズは言う。「各企業は、誰でもフレキシブルな働き方ができるのだということをもっとはっきりと示すべきだ。そうすれば、全ての人にとってより有益な働き方が実現できる」