位置情報を利用したソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を提供するフォースクエア(Foursquare)のデータによると、運動した後の飲食の好みには、都市による違いがあるようだ。
・シカゴ
「風の街(ウインディー・シティー)」と呼ばれるシカゴの人たちは、運動した後のコーヒーが大好きなようだ。ゴールド・コースト地区にあるスタジオの近くにはスターバックスが2店舗あり、そのいずれかに寄って帰る人が最も多い。
また、歩いて30分ほどの距離にあるカフェ「スプリンクルズカップケーキ(Sprinkles Cupcakes)」のほか、「ドクビーズ フレッシュキッチン(Doc B’s Fresh Kitchen)」チェーンのいずれかの店で食事をして帰る人も多い。
・ロサンゼルス
この地域にあるジムでは、ジュースかコーヒーを飲んで帰る人が大半だ。ウエスト・ハリウッドにあるスタジオに通う人たちに人気なのは、同じ施設内にあるオーガニックフルーツ・ジュースの「アースバー(Earthbar)」。
次いで立ち寄る人が多いのは、南カリフォルニア地域に店舗を展開するカフェ・チェーンで、食事もできる「カフェ・プリモ(Caffe Primo)」。ただ、この店に行った人たちが信念を貫いてサラダを食べているのか、チーズバーガーやチョコ風味の甘いスプレッド「ヌテラ」たっぷりのクレープに「溺れて」いるのかどうかは、確認ができない。
・ニューヨーク
グリニッジ・アベニューにあるスタジオで運動した人たちは、同じビルの1階に入居している「ジュース・ジェネレーション(Juice Generation)」に寄って帰ることが多い。
二番目に人気が高いのは、近所にある「モニュメント・レーン(Monument Lane)」。季節ごとのメニューを提供する、「農場からテーブルへ」がコンセプトの店だ。週末には、ブランチを楽しむこともできる。
イクイノックスの利用者たちが運動後に直行する店の中で唯一の、チェーン店ではないレストランとなっている。
・マイアミ
マイアミのスタジオに通う人たちのほとんどは、まっすぐ家に帰っているようだ。直行する先として最も多いのは、地元のスーパーマーケット、「パブリックス(Publix)」。
次いで向かう人が多いのは、アルゼンチン料理の「ノべチェント(Novecento)」。パリージャ(ミックスグリル)やエンパナーダ(具入りのパンやパイ)、セビチェ(魚介類のマリネ)、チキンとワカモレなど、南米の料理を提供している。
フォースクエアは、同社サービスとアプリ「スウォーム(Swarm)」を利用している約5,000万人の地域共有やチェックインの情報を追跡・記録。その記録から、ユーザーたちがいる場所や移動経路などを割り出すことができる。