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I cover female entrepreneurs and multinationals in India.

Photo by Gavin Hellier / robertharding / gettyimages

インドでは、若い世代を中心に車を所有せずにレンタルしたりシェアする傾向が強まっている。こうした変化を背景に事業拡大を進めているのが新興のレンタカー会社「Myles」だ。

世界最大の自動車生産国の一つであるインドではGDPの7%を自動車産業が占め、自動車保有台数は4,000万台以上に達する。Mylesの創業者兼CEOのSakshi Vijはインドの都市部で悪化する交通渋滞の解決のため、2013年に会社を設立した。

「インドは他の国々とは異なり、自家用車を自分で運転せずにドライバーを雇うのが一般的だ」と彼女は話す。インドでは渋滞が激しい上に駐車スペースが少なく、時間を無駄にしないためにドライバーを雇うケースが多いのだという。従来はレンタカー会社もドライバー付きの車を提供していたが、Vijはそうした慣習を変えたいと考え、Mylesでは車だけを提供している。

「インドでも将来的にスマートシティを実現するためには、車を個人で所有するのではなく、複数の人でシェアするように変えていかなければならない。Mylesはそうしたクルマ社会の変革を目標に掲げている」とVijは言う。

Vijのような女性起業家は、男性優位のインド社会では非常に珍しい存在だ。ニューデリーに本拠を置くMylesはVijの父親であるRajivが2001年に設立したレンタカー会社「Carzonrent」の子会社にあたる。Vijはこれまで9年間交通業界に携わり、ハーツレンタカーのインド代表を務めた経歴を持つが、「Mylesではこれまで培った経験とは全く異なるアプローチを取っている」と彼女は話す。

Vijによると、インドでは自家用車を持たず必要なときにレンタルする需要が急増しており、2013年後半にMylesのテストリリースを行った際には、僅か3日で1か月分の予約が埋まったという。

編集=上田裕資

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