海外でもほぼ同じ状況だ。たとえば世界で最も価値のあるサッカークラブのトップ2、レアルマドリードとバルセロナもまた、巨額の費用をかけてスタジアムの改築や通年営業のエンターテインメント・エリアの建設を行っている。レアルマドリードは、同クラブのプロジェクトについて「商業施設、レストランやホテル を併設する多目的アリーナになる」としている。
バルセロナの専用スタジアム、カンプ・ノウの改築は、すぐ隣に新パラウ・ブラウグラナ(屋内競技場)を建設する、より幅広い開発計画の一部として行われる。
だ がこうした計画にはリスクも多いように思える。筆者が信頼する投資家のマイケル・ペントーは最近、こう指摘している。「全米不動産投資運用業者協議会によれば、商業不動産の価格は、過去6年でゼロが2つ増える値上がりを記録している。また、不動産を専門とする調査会社グリーン・ストリート・アドバイザーズ によれば、商業用不動産の価格は全体で、前回ピークに達した2007年を24%上回っている」
とはいえ、心配する必要はないだろう。ラムズのスタン・クロンケやウォリアーズのジョー・レイコブとピーターグーバーなど、これらチームのオーナーたちは私よりもずっとリッチで、ずっと賢いのだから。