本誌は「フォーブス400」を選定するに当たり、個人的なブランドの価値は加算しないという方針を貫いている。そこから生じる価値があるなら、すでに純資産額に織り込まれていると考えるからだ。だが仮に、純資産の中からそれだけを切り離すとしたら、“ドナルド・トランプのブランド”には、どれほどの価値があるのだろうか。本人は30億ドルかそれ以上だと言っているが、それは正しいのだろうか?
そこで、本誌は20人近いブランドの専門家に話を聞いた。明確な答えを得るために匿名を条件にした。30億ドルという彼の言い値を認めた専門家は1人もいなかった。彼らの挙げた数字は最高でも11億ドルだった。
ただ、ゼロだと考える専門家も皆無だった。最低でも1億2,500万ドルという数字が挙がり、中央値は5億ドルだった。昨夏、メキシコ移民に対する暴言のためにNBCユニバーサルからメイシーズまで数々のビジネス相手を失ったトランプだが、こうして注目を集めたことが彼のブランドにとってはかなりの利益になったと証明されたのだ。
「彼のブランド価値は、おそらく通用範囲は少し狭まったが、より強固になった」と、ある専門家は言う。別の専門家も「ドナルド・トランプが何かに彼の名を入れれば、売れ行きが3.7倍になるだろう」と語る。講演料のレートが5,000ドル高くなることを期待して立候補した泡沫候補では、彼に太刀打ちできるはずもない。
文 =ジェニファー・ルーニー 翻訳= 町田敦夫 (各写真の文 =エリン・カーライル、チェイス・ピーターソン= ウィソーン、ジェニファー・ワン)
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