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ドナルド・トランプ(左)とメラニア・トランプ夫人 / Photo by Joshua Lott/Getty Images

超音速で情報が駆け巡るソーシャルメディアの時代に、ある画像がいつ、どんな理由で数億の人たちによってリツイートされ、世界中で拡散されることになるか、正確に予測することなど不可能だ。そして、予測不可能という点では、米大統領選の各党の候補者選びもよく似ている。そのレースの中で最も不愉快な状況を引き起こしているのが、フランス人写真家アントワーヌ・ベルグラが16年前に撮影したある写真だ。

共和党の候補者選びでドナルド・トランプと首位を争うテッド・クルーズの「スーパーPAC(特別政治行動委員会)」が、英男性誌「GQ」に掲載されたトランプの妻メラニアのヌード写真を投稿。「こちらがメラニア・トランプさん。米国の次期大統領夫人です」とツイートしたのだ。トランプはこれを受け、即座に反論。古い写真に注目を集めようと画策しているとして、クルーズ陣営を非難した。クルーズはさらに、これに応酬している。

この写真が撮影された2000年当時、夫妻はまだ結婚していなかった。だが、GQはトランプの大統領選への出馬の可能性と、メラニアがそれを望んでいることをほのめかすような内容を記述していた。「トランプが大統領選に出馬するとのうわさがある。そうなればメラニアは、米国の大統領夫人だ」というGQの言葉に対してメラニアは、「いいわね」とコメントした。

写真を撮影したベルグラは、著名なファッションフォトグラファーだ。GQのほか、「エスクァイア(Esquire)」、「スポーツ・イラストレイテッド(Sports Illustrated)」など各誌で活躍。フォーブスの仕事も請け負っている。すっかり忘れていた古い写真のおかげで突然、米国の政治論争に巻き込まれた同氏に、友人でもあるフォーブスの記者がインタビューした。

─自分の作品が政治的に利用されている感想は

インタビューを録音した音声の一部が、全体の話とはまったく無関係に一部だけ抜き取られたような感じだ。そして、それが人を中傷する目的で、不適切に悪用された。わざわざキャッチフレーズまで付けて。

これは、トランプ夫人と私自身、そして私が過去に撮影する機会を得たかもしれないすべての人に対する非礼だ。さらに、私の著作権を完全に侵害している。候補指名争いのレベルを証明するような行動だ。

編集 = 木内涼子

 

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