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ハードウェア及び半導体メーカーについて執筆

Open Connectivity Foundation / shutterstock

半導体メーカーのライバル同士であるインテルとクアルコムがついにIoT(モノのインターネット)で手を結ぶ。

IoT分野では、インテルはOIC(Open Interconnect Consortium)、クアルコムはAllSeen Allianceと名付けた独自規格をそれぞれ推進してきた。しかし、今後はOICをOCF(Open Connectivity Foundation)と改めて2社が協力することになった。

新しい組織にはOICから全従業員が移り、OICのすべてのアクティビティを引き継ぐ。広報担当者によると、クアルコムは引き続きAllSeenにもかかわることになっており、AllSeenを採用しているデバイスはOCFでも動作するという。

クアルコムの上級副社長でエマージングビジネスを担当するMichael Wallaceは、「IoTで避けたいのは独自規格が乱立することだと考えています。だからこそ、志を同じくする企業と共にIoTの未来に投資するのです」とブログで語る。

興味深いのは、このグループにマイクロソフトも加わっているということだ。IoTに関してマイクロソフトは今のところ目立った活動がないが、低電力のデバイス向けのWindows 10を発表しており、クラウドプラットフォームAzureではインターネットにつながっているデバイス向けのサービスを提供している。

マイクロソフトでOSを担当するエグゼクティブ・バイスプレジデントのテリー・マイヤーソンは次のようにブログで述べた。

「OCFの発足に携わったのは、そのビジョンとオープンスタンダードが秘めるポテンシャルを信じているからです。IoTは家庭やオフィスでデバイスをつなげるという将来性や可能性を持っていますが、様々なオープンスタンダードが登場したり特定の企業のみで使えるプロトコルを作ったりすることが、その推進やイノベーションのペースを遅くしているのです」

マイヤーソンによるとWindows 10を導入しているすべてのデバイスはOCF対応となる。今後はプロトコルやソフトウェア、ハードウェア、ライセンス契約などの多くでOCFが採用される。半導体やOS、メーカーが違ってもインターネットに接続されているすべてのデバイスがシームレスに通信できることを目指している。

IoTはまだ発達の初期段階にある分野と言える。様々なモノが同じ規格で通信するようになって初めてIoTという言葉が生きてくるのかもしれないが、規格の統一の面では遅れている。それを1980年代に起きたVHSとベータの戦いと比較する見方もある。最終的には1つの規格に統一する必要があるため、クアルコムとインテルというライバルが協力することは歓迎できる事態と言えるだろう。

OCFには他にARRISやCableLabs、シスコ、エレクトロラックス, GE Digital、サムスンらも参加する。

編集=上田裕資

 

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