テクノロジー

2016.01.08 21:00

ウェラブルデバイス元年 情報流出を防ぐ6つの方法

Dean Drobot / shutterstock

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ハッカーたちが狙いを定めているのはウェラブル端末だという。ハッキングの危機に晒されるデータも増えている中で、便利なはずのネット接続デバイスが一転、トラブルの元にならないようにするはどうすればよいのか。6人の専門家からアドバイスをもらった。

1.新発売商品の購入を避ける
「しばらく運用してみないことには、新しいプラットフォームにどのような脆弱性があるのか、わからないのが現実です。ユーザー側ができることとしては、常に最新のOSを利用すること。ソフトウェアの更新通知が来たら、すぐに実行しましょう」ーGood Technologies 上席バイスプレジデント ジョン・ヘレンマ

2.流出する可能性のあるデータは何かを考える
「最悪の事態を想定して、自分の持っているデータが流出したらどうするのか、それが許容できるものなのかを熟考してからデバイスを利用しましょう」ー
CA Technologies 上席バイスプレジデント スコット・モリソン

3.デバイスのメーカーを確認する
どの専門家も、メーカーや開発会社のセキュリティー関連の実績を確認することが重要だとした。
「セキュリティー面で問題を起こしたことのない、実績ある一流メーカーの商品を選ぶことをお勧めします。一社例を挙げるならば、アップルはセキュリティー面では信頼できるメーカーです」ーTanium 共同設立者 オリオン・ヒンダウィ

4.危機管理をOSやデバイス任せにしない
メーカーの確認は重要ではあるが、究極的なことを言えばどのような商品にもリスクがあることを認識する必要がある。
「こうしたデバイスの脆弱性はそもそも常に進化し続けるものなのです。つまり、何が起こるか予想がつきません」ーGood Technology 上席バイスプレジデント ジョン・ヘレンマ

5.悪意のあるアプリに気を付ける
「Google Playやその他のサイトでアプリを入手する際、いくつかのことに注意しましょう。開発者名のスペルに間違いがあったり、ダウンロード数が少なかったりする場合はハッキングにつながるアプリかもしれません。メールや不審なリンク先に接続することによる感染も多いので気を付けましょう。自分だけは大丈夫だろうと思ってはいけません。モノのインターネット(IoT)の時代に入り、1分当たり50万件を超える大量の攻撃が行われていることがわかっています」ーFortinet デレック・マンキー

6.(会社編)セキュリティーに意識して開発を行う
「商品開発の際、最初からコーディングをセキュアに行いましょう。そうすることで後から細かな問題に煩わされずに済みます。また、セキュリティーの研究者をチームに入れ、脆弱性が発見された時に迅速に対応できるアクションプランも用意しましょう。ソフトウェアのアップデートもきちんと行うことが大切です」ーFortinet デレック・マンキー

編集 = Forbes JAPAN 編集部

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