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venimo / Shutterstock

現在の職場とは関係ない人材スカウト(ヘッドハンターともいう)から声を掛けられ行動を共にすることになったならば、自分の中に何か基準を設定せねばならないと誰もが考えるだろう。自分に接触してくる人材スカウトと軽い気持ちで込み入った話をする前に、その人物を見極める必要がある。

さもないと厄介な事態になりかねない。

求職者の強い味方で、素晴らしいアドバイスをしてくる人材スカウトも中にはいる。しかしそうでなければ、時間の無駄だ。

色々な職種がある中で、人材スカウトというのは洞察力のある人、平々凡々な人、全く不適格な人の集合体だ。

いかなる場合においても人材スカウトと関わる前に、その人物が自分のニーズに合っているか速やかに判断する必要がある。

求職活動を共に進める前に、連絡を取るのを止めるのが最善の行動指針と判断されることもあるだろう。

大半の人間は、条件が良い求人に食いついてしまうよう飼いならされ、人材スカウトと頻繁に連絡を取り合うことで、ずっと候補者でいられると信じるようになる。そして人材スカウトに依存するようになっているのだ。そしてあっけなく絶望の淵へ追いやられる。職を失って求職活動するか、嫌な仕事を続けるかだ。

忘れてはならないのが、人事部のリクルーター、ヘッドハンティング業者共に、候補者と接触した時にその人材を単なる肉の塊として扱うようならば、その態度がそのうち改まるようなことはないということだ。

こんな人材スカウトとは今すぐ連絡を断った方がいい。判定基準を5つ挙げる。

・自分の都合ばかり押し付けてくる
人材スカウトが電話してきて、とにかく仕事の手を停めるように言い、職能を見極めるような質問を立て続けにしてくるであれば、電話を切るべきだ。もし接触に成功したのなら、人材スカウトにとっての次のステップは、候補者が電話で話す時間に見合う会話を展開することだ。

誰かを採用しようとしているのなら、質問されれば回答する義務がある。人材スカウトがどんな依頼でその仕事をしているのか、紹介したい仕事の給料がどれくらいなのか、募集はいつ締め切られるのか知る前に、電話の画面に向かって回答する理由は何もない。

・「それは分かりません」を連発する
なぜいつもヘッドハンターは雇用者が誰なのかという問いに答えられないのか、想像はつく。スカウト業者は候補者と雇用主のパイプ役であり、候補者が逃げるのを嫌う。採用情報で知りたいこと、すなわち雇用者の所在地、任せられる仕事の範囲、就業時間、出張の有無、その他特殊事項について、ほとんど全てのことを公開出来るはずだ。もしそれを嫌がる、もしくは出来ないのなら、接触してくるものだろうか?

・タダ働きさせようとする
人材スカウトが求職者にとってふさわしいパートナーであれば、候補者の時間や経験を尊重するはずだ。我が社のクライアントであるシンシアは、突然電話してきたヘッドハンターと30分話した後で、プレゼン用の資料をパワーポイントで作成し、すぐに送るよう言われた。

シンシアはそれを断った。そのヘッドハンターと何ら関わったこともなく、信用する理由がないからだ。もちろん、その後そのヘッドハンターからの連絡は無かった。次の仕事先を紹介する第一歩として、タダ働きを要求してくるスカウトマンと電話する必要はない。

・給与明細を聞きたがる
人材スカウトが候補者の要望を聞かずに、新しい職場とのパイプライン役を務める交換条件として現職の、時には前職に関しても、給与の詳細条件を尋ねてくる場合がある。雇用者にとって人件費の詳細情報が社外秘であると同じく、収入に関する情報も公開すべきではない。

「この仕事の給料は?」という当然の質問に対しては、求人広告にだいたいの給与幅を記載するのが、雇用者にとっては賢明な手段だ。

ある三流人材スカウトは「もし候補者に、雇用者が給料を7万ドルまでなら出すと言っているなどと話したら、候補者がそれに見合う人材であろうがなかろうが、7万ドル稼ぐ必要があると言い出す」と話していた。

これは馬鹿げた物言いで、採用予定者がどれほどの価値であるか決めるのは採用担当マネージャー(と採用官)の仕事だ。

もし候補者が7万ドル欲しいと言い、そこまで払う気がないのなら、交渉するか、採用を見送るまでだ。雇用主がその仕事に対してどこまで払えるか、また実際に払うのか、なんの情報もなく、求職者の給料を聞き出そうとするのは道義的ではない。

給与の履歴について候補者が白状しないのなら、この話はなかったことにするなどと脅す人材スカウトは、本誌の読者のような優秀な人材と釣り合わない。速やかに縁を切るのが賢明だ。

・声を掛けておいて無視する
電話しても出ない人材スカウトは、関わる価値がない。

仕事とプライベートの両面で、自分の周りのつまらない人間には出来るだけ早いうちに「No thanks!」と告げた方がいい。決断が早ければ早いほど、自分にふさわしい人が現れるはずだ。

求職者としての筋肉を鍛え、「その仕事には向かないと思います。お声掛けくださり、感謝します」と言うセリフに慣れ、美味しいジェラートを食べながら、心の灯が大きくなるのを喜ぶべきだ。

今はもう新しいビジネスワールドが展開している。どうぞThe Human Workplaceへご相談を。仕事への情熱が、ますます熱くなるはず。

編集 = Forbes JAPAN 編集部

 

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