1. 自社サイトを見直し情報を充実させる
アンケート回答者の86%が、職探しの情報収集に当たってまず企業のサイトにアクセスしたと答えた。そして、36%が会社の組織がどうなっているのか、どんな仕事があるのか、その待遇はどうなのかについてもっと明確で詳しい情報をサイトに掲載してほしいと望んでいる。
求職者の視点でコンテンツを見直して、彼らが求める情報が適切に掲載されているかをチェックし内容を組み立てる必要があるだろう。定期的なアップデートも必須だ。
2. インスタグラムを職探しに用いるユーザーが15%もいる
回答者の3分の1近くが会社情報や求人情報のリサーチにソーシャルメディアを使ったと答えている。ソーシャルメディアの活用が採用活動に重要な役割を果たすのは言うまでもないが、年齢やキャリアによって使うメディアが違うことを認識しておく必要がある。
ミレニアル世代は手始めにフェイスブックを使うが、高収入を得ている人や特定の分野で経験を積んだプロフェッショナルたちはフェイスブックで企業情報を収集することはあまりしない。また、ソーシャルメディアを職探しに用いるユーザーの15%はインスタグラムを使用していることも注目すべき点だ。リンクトインとインスタグラムを併用している人が、最も積極的に職探しをしているようだ。また、ピンタレストやツイッターは職探しには用いられていない。
3. オンライン面接は万能ではない
テクノロジーが進化したおかげでオンライン面接は珍しいことではなくなったし、採用担当者にとっては時間や費用の節約にもなる。だが、回答者の72%は採用担当者と直接面談することで意気投合したという。オンライン面接では応募者がリラックスできなかったり、自己アピールを十分にできない状態に陥ることがあるようだ。
4. 採用担当者は企業の顔であることを認識する
会社が何を大切にし、何を目指しているのか身を持って示せる人物が採用に当たることが大切だ。採用担当者の印象が良くないと、優秀な人材は「この会社は自分に合わない」とさっさと見切りをつけてしまうだろう。
5. あらゆるデバイスに対応した情報発信をする
求職者たちはさまざまなデバイスから企業の情報にアクセスしている。ノートパソコン、タブレット、スマートフォンなど彼らが何を使ってアクセスしてきたとしても、ちゃんとアップデートされ内容的にも矛盾のない情報発信が行われるようネット上にある自社のコンテンツを整備しておくことが大切だ。