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キャリアと仕事、リーダーシップ全般を担当。

wavebreakmedia / Shutterstock



年をとってからの再就職は難しい。米国労働省の統計によれば、55歳以上の求職者の36.4%は仕事を見つけるまでに27週間以上かかっている。この数字には仕事探しを諦めた人は含まれていないので、実際の状況はもっと厳しいといえるだろう。

だが、正しい探し方を知ってさえいれば年齢が高くても仕事は見つけられると、50歳以上の求職者専門のキャリアカウンセラー、レニー・ローゼンバーグは語る。

典型的な成功例を挙げよう。出版社の在庫管理を25年やっていたローゼンバーグの顧客のひとりは65歳で解雇された。彼女の助言に従って自分のスキルを見直した彼は、スケジュールを組み立てたり、それぞれが持つ強みを生かしてスタッフを動かしたりするのが得意だと自覚した。幅広い人脈を駆使した結果、彼はコミュニティセンターで成人のための教育プログラムを運営する仕事に就いたという。

何十年も同じ会社に勤めてきた50代、60代の人々は、職を失うと軽い鬱状態に陥ってしまうことが多い。自分は価値のない人間で世間から取り残されていると思い込むのだ。そこから立ち直り、自分はまだまだ働けると思い直すまでには4カ月くらいかかるとローゼンバーグは言う。気持ちを立て直すのが早いほど職探しの成功率は高くなる。

年齢が高いと本人の希望と条件が折り合わないことも多い。それまでとは畑違いの仕事だったり、安い給料で働かなければならないこともあるだろう。だがその仕事には通勤時間や勤務時間が短くなり、責任もさほど重くないというメリットがあるかもしれない。

一番やってはいけないのが、パソコンにへばりついて求人広告に目を通し、やみくもに履歴書を送りつけることだとローゼンバーグは言う。「自分を変えるチャンスなんです。以前の自分にこだわらず、どういう方向になら変えていけるのかを前向きに考えることが大切です」

ローゼンバーグからのアドバイスを以下にまとめてみた。

1. 世間から取り残されたと思わないこと
ずっと同じ仕事しかしてこなかったからといって、自分が世の中の動きについていけていないのではないかと思わないこと。

2. 自分が誇れることを7つ書き出す
自分はこれをやったと誇れることを7つ選んで書き出してみる。自分のスキルや価値を自己評価し直すのに役立つだろう。

3. 仕事を探していることをみんなに知らせる
50歳を超えてからの職探しの第一歩は、仕事を真剣に探していることをみんなに知らせることだ。

4. 昔の知り合いに連絡する
昔の知り合いに片っ端から声をかけよう。しばらく会っていない人に連絡するのは気が進まないという人も多いが、連絡を受けた人は自分を覚えていてくれたことを喜ぶものだ。

5. 自分の年齢や能力を率直に告げる
応募書類や面接では自分の状況を正直に伝える。再就職したいという思いをはっきりと示すことが大切だ。

6. スキルをアップする
大学でもう一度勉強したり、文章の書き方やコンピューターの講座に通うなどスキルアップを図ろう。

7. 求人広告に頼りすぎない
求人広告で仕事を手に入れる求職者は10%以下に過ぎないと専門家は指摘している。

8. 年齢を重ねているからこそのメリットを見つける
いろいろ教えてもらわなくてもすぐに仕事を始められるし、責任ある業務もこなせるので頼りになる。年を取っているからこその強みはこんなところにある。

文=スーザン・アダムス(Forbes)/ 編集=速水由美

 

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