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映画

2025.04.03 18:00

Netflixドラマ『アドレセンス』、英語ドラマ「歴代9位」の視聴回数を獲得

Courtesy of David Dettmann/Still

Courtesy of David Dettmann/Still

『アドレセンス』はNetflixドラマのトップ10リストにおいて1位の座を失ったが、同時に同サービスで大きなマイルストーンを達成した。

現在、『アドレセンス』の視聴回数は9670万回を記録し、9480万回再生の『ストレンジャー・シングス』シーズン3を抜きNetflixで歴代9番目に視聴された英語ドラマとなった。また、少なくとも『偽りの銃弾』と『ナイト・エージェント』シーズン1の記録である9820万回再生を抜いて歴代7位の座まで浮上する可能性は高そうだ。

同作品がもっと上の順位を記録する可能性はあるのだろうか? 不可能ではないだろう。上記の2作品より上位にランクインしているのは、6位の『ブリジャートン家』シーズン3、5位の『クイーンズ・ギャンビット』、4位の『ブリジャートン家』シーズン1、3位の『ダーマー』などである。これらの作品は1億600万回から1億1500万回の視聴回数を獲得しており、『アドレセンス』は今後90日間でさらに2000万回以上の視聴回数を獲得する必要がある。その可能性は確かにあると私は思う。

『アドレセンス』は、このリストにある3つ、いやおそらく4つのリミテッドシリーズのうちの1つだ。『クイーンズ・ギャンビット』と『偽りの銃弾』は確かにその1つであり、『ダーマー』は独立した物語ではあるが、厳密にはライアン・マーフィーによるアンソロジー『モンスター』の一部である。英語ドラマを対象とした同ランキングでは2億5200万回再生を記録した『ウェンズデー』シーズン1がトップを独走状態だ。しかし、英語以外の言語によるドラマも含むランキングでは、もちろん2億6500万回再生を記録する『イカゲーム』シーズン1や、1億9200万回再生の『イカゲーム』シーズン2の存在があり、『ウェンズデー』がトップの座を獲得するには至らなかった。

そう、『アドレセンス』はその名の通り「リミテッド」なシリーズなのだ。私たちが知る限り、シーズン2が制作される予定はなく、新しいティーンを主人公に置き、同作品の魅力の核である、高難易度のワンテイク撮影や、そのワンテイク中の演技を軸にしたアンソロジーになる予定も今のところない。

批評家から99%の高評価を獲得した『アドレセンス』は、このリストで順位を獲得した作品の中で最も高得点を獲得した作品である。他も人気作品ではあるが、このスコアに近いのは『クイーンズ・ギャンビット』が獲得した96%だけだろう(ただ、『クイーンズ・ギャンビット』視聴者スコアは94%と、『アドレセンス』よりも高い)。また、他の作品も広く視聴されているかもしれないが、『アドレセンス』ほどのレベルではない。私の知る限り、『アドレセンス』に対する悪い批評はニューヨーカー誌による1件しかないのだ。

Netflixの品質管理プログラムに対する批判はあるものの、その際限なく溢れる多くの作品の中から数少ない珠玉の作品を見つけられることが時折ある。『アドレセンス』はまさにその1つだ。

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Netflixドラマ『アドレセンス』は、はたして本当に「ワンカット撮影」なのか?

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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