【重要なお知らせ:当社を装った偽サイトにご注意ください】

経営・戦略

2025.03.11 11:15

キャッシュレス決済の導入で売上3割アップ 思わぬ失敗例も

Getty image

Getty image

キャッシュレスで買える店が増えている。今や現金を持ち歩かない人も多い。とくに外国人観光客の場合は、現金を両替する手間がいらないキャッシュレスが基本だろう。しかし、実際にキャッシュレス決済を導入した店舗は成功しているのだろうか。

店舗経営に役立つ情報を発信する「OREND」(オレンド)は、キャッシュレス決済を導入したことのある店舗の経営者と従業員469人を対象に、キャッシュレス決済に関するアンケート調査を実施した。まずは、もっとも気になる売上だ。売上が上がった店は27パーセント。67パーセントは変化なしで、売り上げが落ちた店は6パーセントとなった。売上増となった店は、決済手段の多様化で新規顧客が増えた、高単価商品の購買が進んだ、会計スピード向上による回転率のアップなどの理由をあげている。

店の業務効率は、39パーセントがよくなったと答えている。変化なしが55パーセント、効率が落ちた店は6パーセントだった。効率化に成功した店は、お釣りの計算ミスがなくなり、レジ締め時の金額確認作業や銀行への入金手続きなどが簡素化されたということだ。また、ピーク時の行列が短くなる、レジ対応スタッフの負担が減るというメリットもあげられた。

キャッシュレス決済を導入して、実際にどれだけ利用されたかを聞くと、じつに完全にキャッシュレスから半分以上がキャッシュレスまでを含めると全体の57パーセントにのぼる。

キャッシュレスにしてよかったことは、レジ業務の負担軽減、現金管理や準備の負担軽減、データ分析、新規やリピーターの増加、客単価のアップなどだった。

次ページ > キャッシュレス決済で成功するためのポイント

文 = 金井哲夫

タグ:

続きを読むには、会員登録(無料)が必要です

無料会員に登録すると、すべての記事が読み放題。
著者フォローなど便利な機能、限定プレゼントのご案内も!

会員の方はログイン

ForbesBrandVoice

人気記事