いいことだらけのように見えるが、売上と業務効率ではもっとも多かった答えは「変化なし」だ。理由は、客層にキャッシュレス決済の需要がなかった、手数料負担による利益の減少などがあげられている。キャッシュレス決済を導入して困ったことをたずねると、手数料が高い、使いにくい、現金とキャッシュレスの管理が面倒、入金サイクルが遅い、故障や不具合が多いなどの課題が示された。

キャッシュレス決済を導入した理由でもっとも多かったのは、顧客からの要望だった。それでも「現金お断り」と割り切れないかぎりキャッシュレスと現金の両方の手間が発生する。何ごとにもデメリットはあるが、キャッシュレス化とは店舗のDXだ。多くの客も望んでいる。その流れにはもはや逆らえない。これからの導入を検討されている方は、ORENDが提示するキャッシュレス決済の導入と運用のポイントを参考に、慎重に進めていただきたい。
導入前に顧客層や業態に合った決済手段を選定する
手数料や運用コストを事前にしっかり比較する
サポート体制やトラブル時の対応のしやすさを確認する
データ分析を活用し、売上向上や業務改善に役立てる