アップルは最新ノートパソコンとなる新型MacBook Airを発表した。すでに予約受付が始まっており、3月12日に発売される。米国では従来モデルよりも価格が引き下げられているが、日本では据え置きとなっている。
新色「スカイブルー」登場
新型MacBook Airの全体的なデザインは昨年モデルから変わらないが、カラーとカメラの2点がアップデートされた。

現在のMacBook Airの3色、スターライト、ミッドナイト、シルバーは引き続き提供される。しかし、4色目だったスペースグレイは廃止され、新たにスカイブルーが追加された。このスカイブルーは明るく、控えめで落ち着いた色調となっており、初見から興味を引く印象を与える。以前、MacBook Proの高価格帯モデルでのみ提供された「スペースブラック」のように、アップルは色に制限を設けたことがあるが、スカイブルーはM4プロセッサを搭載するすべてのMacBook Airモデルで利用可能だ。
12メガピクセルのセンターフレームカメラを採用
従来の1080p FaceTime HDカメラは、新たにセンターフレームカメラに置き換えられた。これは12メガピクセルの解像度を持ち、ビデオ通話中に人物を自動でフレーム中央に収めるほか、デスクビュー機能により、ユーザー自身と机の上面を同時表示できる。他のMacに搭載されているセンターフレームカメラと同様の機能を果たすが、MacBook Air向けに一から設計されたセンサーとシステムを採用している。
すべてのモデルがM4プロセッサを搭載
今回のMacBook Airに搭載されるM4プロセッサは、10コアCPUと10コアGPUを備えている。13インチと15インチの全モデルがM4へ移行し、アップルによればM1プロセッサ搭載MacBook Airに比べ最大2倍の速度を実現しているという。
さらに、一部ユーザーにとってうれしい変更として、外部ディスプレイのサポート台数が拡張されている。M2搭載モデルは外部ディスプレイ1台まで、M3モデルでは本体を閉じている場合に2台対応だったが、M4モデルでは開いた状態でも2台の外部ディスプレイを利用できる。この変更にともない、現在のM3モデルは販売終了となる。

米国では100ドル安く、日本では価格据え置き
新しいM4搭載MacBook Airは、13インチモデルが999ドル〜、15インチモデルが1099ドル〜となっている。従来のM3モデルは13インチが1099ドル、15インチが1299ドルだったため、100ドルの値下げとなる。(編集部注:日本では新型M4搭載の13インチモデルが税込16万4800円〜、15インチモデルが税込19万8800円〜。前モデルとなるM3搭載の13インチモデルが税込16万4800円、15インチモデルが税込19万8800円〜であり、日本での価格は据え置きとなっている)
