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2025.02.15 12:00

デジタルノマドに最適な世界の20都市、イタリアなど3カ国が独占

今回のランキングで1位となったイタリアのジェノバ(Shutterstock.com)

今回のランキングで1位となったイタリアのジェノバ(Shutterstock.com)

世界のデジタルノマドたちにとって、滞在先として最高の都市はどこだろうか? 決済サービスプロバイダーの英Dojo(ドジョ)が、調査結果に基づく最新のレポートを発表した。

柔軟な働き方ができるデジタルノマドの暮らし方は、世界的に人気が高まり続けており、すでに3500万人以上が選択していると報告されている。例えば米国のデジタルノマド・ワーカーの数は、前年より約4.7%多いおよそ1810万人に達したと推計されている。

そうした中で公表されたDojoのレポートは、活気あふれる都市のエネルギーに引かれる人や、静かなビーチに魅力を感じる人、年間を通してどちらのライフスタイルを好む人にも最適といえる都市を紹介するものとなっている。

調査方法

リモートワークに最適(および最悪)な都市を明らかにするため、世界の237都市を対象に行ったこの調査の結果は、各都市に関する複数の統計に基づいている。

ノマドビザで認められる滞在期間やビザの取得にかかる費用、インターネットの自由度や回線の通信速度、生活費、全般的な暮らしやすといった複数の項目について評価をスコア化。その結果に基づき、最適な都市を特定している(ただし、生活の質については米国とカナダのみ、「居住性」に関する指標を使用した)。また、ビザに関する情報は、各国政府のウェブサイトから収集した。

Dojoのシニア・インサイトマネージャー、チャーリー・アシュワースによると、デジタルノマドが滞在先を選択する際、最も重視するのは「ビザの種類」と申請のしやすさ、そして滞在可能な期間だ。

アシュワースは、「より多くのリモートワーカーを引きつけるため、デジタルノマド・ビザに関連する規則を緩和し、より柔軟な、より長期の滞在を認め、ビザを巡る煩雑さをなくしていこうとする国は、今後さらに増えると予想されます」と述べている。

そして、その例として挙げているのが、ニュージーランドだ。2025年1月から規則を緩和し、国外の雇用主のために働きながら、最長9カ月にわたって滞在することを認めるビザが創設された。

こうした変化は、あらゆる場所にいるデジタルノマドたちに可能性の世界を開き、持続可能なワークライフバランスを実現しつつ、異なる文化を体験することをさらに容易にするものだろう。

デジタルノマドに最適の都市ランキング

「最高のビーチ」でみると、上位に入ったのはマレーシアやマルタ、エクアドル、コスタリカ、ポルトガルの都市。だが、全体としてのランキングのトップにつけたのは、イタリアの都市だった(一方、「最悪の欧州の都市」ランキングは、イギリスとフランスが独占した)。

ビーチ、あるいは地中海の島や歴史的都市、あなたが夢に見るのは、どんな場所で仕事をすることだろうか? 以下、2025年にあなたをオフィスでの労働から解放してくれるかもしれない20都市を紹介する。
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編集=木内涼子

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