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AI

2025.02.03 17:30

OpenAIサム・アルトマンが東京で語った「AIの進化ビジョン」

OpenAIのサム・アルトマンCEOが東京大学と開発者向けラボセッション「OpenAI Builder Lab」を訪問

OpenAIのサム・アルトマンCEOが東京大学と開発者向けラボセッション「OpenAI Builder Lab」を訪問

ChatGPTを運用し、次々に新しいAIアルゴリズムやツール、モデルなどを発表していいるOpenAI。ソフトバンクやOracle(オラクル)、MGXと共同で、今後4年間で5000億ドル(約77兆9000億円)を投資して米国に新しいAIインフラストラクチャを構築する「Stargate Project(スターゲートプロジェクト)」を始動したことも話題になったが、このプロジェクトを財務面で牽引しているのが孫正義氏が率いるソフトバンクグループだ。

ソフトバンクグループとの具体的なプラン発表が、2月3日午後にも発表されると目されているが、そうした事業面での発表に先んじて、OpenAIのサム・アルトマンCEOとケビン・ウェイルCPOが、東京大学・グローバル教育センター、および都内ホテルで開催中の開発者向けラボセッション「OpenAI Builder Lab」を相次いで訪問した。

さらに、サム・アルトマン氏が、日本の教育機関や開発者との交流に対する想い、AIがもたらす近未来の社会ビジョンに関して語った。

OpenAIのサム・アルトマンCEOとケビン・ウェイルCPO

OpenAIのサム・アルトマンCEOとケビン・ウェイルCPO

「想像できない進歩した社会」にAIが貢献する

東京大学でのQ&Aセッションでは、AIに関心を持つ多数の学生から「生成AIが今後どのように社会に影響を与えるのか?」「教育や職業のあり方がどのように変化するのか?」など、テクノロジー、カルチャー、教育などさまざまな視点からの質疑応答が行われた。

それらはこれまでも多く交わされてきた議論だが、アルトマン氏、ウェイル氏はともに、改めて答えながら未来への模索を楽しんでいるようだった。

ある学生が「今後10年、30年、100年後の社会はどのように変化すると思いますか?」と問いかけると、アルトマンは「10年後にはAIが科学技術の進歩を加速させ、30年後には社会のあらゆる側面がAIと一体になって、ともに進化しているだろう」と即答した。

100年後の未来については「現時点では想像もつかないが、人間の生活は今とはまったく異なるものになるだろう」とアルトマン氏は答える。
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編集=安井克至

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