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2025.01.22 09:00

米国で「日本行き航空券」の検索数が倍増 円安と運賃下落で日本旅行の人気続く

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海外旅行に憧れを抱いているだろうか? どこに狙いを定めるかにもよるが、今年は絶好の機会かもしれない。カナダの旅行予約アプリ「ホッパー」は、航空各社が座席数を増やしていることなどから、多くの人気の旅行先への航空運賃が今後下がると予測している。

経済の先行きが不透明であることから、米国人旅行者は今年も引き続き価格に敏感だとみられている。ホッパーの最新の報告書によると、米国人の約3分の2が予約前に複数のサイトで航空券の価格を比較する一方で、76%が今年の旅行予算を昨年と同じかそれ以上に増額することを予定している。

他の多くの商品と同様、航空券の価格も需要と供給によって決まる。昨年の同時期と比較して、米国からの航空運賃が最も下がっているのはアジア行きの路線だ。ホッパーによると、今年上半期の米国~アジア間の航空運賃は、前年同期比11%減の平均1087ドル(約16万9000円)となっている。これは少なくとも過去3年間で最も低い水準だ。航空各社は需要の増加に対応するため、座席数を1年前より6%増やした。

とりわけ日本に関しては、グーグルで「日本行き航空券」の検索数が過去1年間で2倍以上に増えるなど、非常に大きな盛り上がりを見せている。日本旅行に対する関心の大半は、円安ドル高によって米国人にとっては有利な為替相場が長期にわたって続いていることによるものだ。日本政府観光局(JNTO)によると、2024年1~11月期に海外から日本を訪れた旅行者数は3340万人近くに上り、前年同期比で約50%増加した。これは、新型コロナウイルス流行前の2019年に日本が受け入れた旅行者数を150万人近く上回る数字だ。
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翻訳・編集=安藤清香

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