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2025.01.22 09:15

ゲーム市場、コロナ直後で減速も今後はモバイルゲームが牽引

GettyImages

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最近、「Nintendo Switch 2」が2025年中に発売することが発表されたが、ゲーム市場はコンシューマーゲームよりはスマホなどのモバイルゲームが業界を牽引しており、コロナ禍直後に減速したものの、今後も緩やかに成長していくと、ボストンコンサルティンググループ(BCG)が市場予測している。

それによると、2024年の市場規模は2210億ドルで2028年には2660億ドルになると予測。モバイルゲームへの消費や広告による収益がPCゲームやコンシューマーゲーム機を上回るペースで成長を続けるとしている。

これば、PCゲームやコンシューマーゲーム機向けは、開発予算の増大が大きな懸念事項とされており、AAAタイトルの場合は、開発費が収益を上回るペースで増大しているためとしている。

また、各国のゲームに対する消費者行動としては、中国がAAAタイトルのゲームに対して82ドルは支払ってもいいと考えており、オンラインゲームに対しても81ドルとずば抜けて高い水準となっている。一方日本は、それぞれ45ドル、44ドルと調査した8カ国の中では低い水準で、あまりゲームにお金を使いたくない傾向が見られる。

BCGによると、今後ゲーム業界が成長するには、AIを利用した開発の効率化でコストを削減したり、ソブすくモデルの採用、広告モデルの組み込み、国によって支払い意思に合わせた価格の適正化などを挙げている。

筆者も最近はスマホゲームでのプレイがほとんどで、一部ゲームは課金もしている。じっくり腰を据えてプレイする時間がなく、タイパ重視の傾向があり、コンシューマーゲーム機で遊んでいるのは、もっぱらスマホゲームができない子供たちだ。ただ、ゲームも当たった作品の二番煎じやリメイクが多く、新たなアイデア、魅力ある作品をどう生み出していくかも、今後の成長の鍵になるのではないだろうか。

出典:ボストンコンサルティンググループ「The Gaming Report:Leveling Up for the New Reality」より

文=飯島範久

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