毎月の目標を設定する
毎月目標を設定するにあたって、目標についての考えを量から質へとシフトさせるというアプローチを取ることができる。自分の現状に合った目標を毎月1つ立て、月毎に調整していく。そうすることで、目標に一定の柔軟性を持たせることができる。例えば、今後かなり忙しくなる、あるいは厳しい状況になることがわかっていれば、ストレス管理やセルフケアに関する目標を立てる方が現実的で効果があるかもしれない。「もしこうなったら、こうする」の計画を準備
より集中して抱負に取り組むためのもう一つの効果的なアプローチは、特定の目標に対して「もしこうなったら、こうする」の計画を取り入れることだ。専門誌『アドバンス・イン・エクスペリメンタル・ソーシャル・サイコロジー』に掲載された2006年の研究によると、人は、いつ、どこで、どのように行動するかを明確に決めると目標を達成しやすくなるという。例えば、ただ「もっと運動したい」と言うのではなく、「朝7時なら、近隣を15分散歩する」といった「もしこうなったら、こうする」の計画を立てることができる。時間と行動を具体的にすることで曖昧さがなくなり、実行に移しやすくなる。社会的プレッシャーではなく、自身の成長に根ざした抱負を
抱負は単に新年に誓いを立てるという伝統に従うのではなく、変化を求める純粋な願望や必要性に沿ったものにすることが重要だ。目標が純粋な気持ちから生じたものであれば、意欲を維持しやすくなる。責任を伴うようにするのも目標を達成しやすくなる簡単な方法だ。目標を友人に話したり、グループで取り組んだり、あるいはアプリの使用やコーチと一緒に取り組むのもいいだろう。そうすれば励ましが得られ、目標に向かって取り組み続けなければならないことを意識していられる。
どんなに入念に計画しても、あるいは立てた目標が単純なものでも困難は付きものだ。潜在的な障害を積極的に特定し、障害に直面した場合の計画も立てたい。
目標に取り組む中で発生する困難にどう対処するかは、取り組みの継続を左右する。楽観的な姿勢は良いことだが、現実的な目標を設定することを最優先すべきだろう。
(forbes.com 原文)